世界遺産『熊野三山』への旅 2

世界遺産を行く

昨夜は温泉にゆっくり浸かり、ぐっすり眠れました。

まだ暗い時間に目が覚め、露天風呂に1人で入りに行きました。

1番のオススメ岩風呂「水の神」は、夜と朝ではまた雰囲気が違います。

近くに流れる川のせせらぎを聴きながら、貸切露天風呂を独り占めして温泉に浸かれることが出来るなんて、このうえない贅沢。

長時間、ひとり露天風呂を堪能しました。

ぽかぽか身体が温まり、ちょうどお腹が空いたところでお待ちかねの朝ごはん。

宿自慢のメニューが並びます。

滑らかな口当たりの温泉豆腐温泉玉子

とろっとまろやか、さっぱりと胃にも優しい、私が好きなラインナップ。

温泉で炊いたご飯

温泉成分で黄金色、味わいがあります。

見事なまでの温泉尽くし。

最後まで、温泉を味わえました。

甘めの川魚の甘露煮も柔らかく、頭からしっぽまで全部食べれました。

今回宿泊した『神湯荘』は、奥深い吉野の山奥にあり、道中も道が細かったり、宿前の坂道がキツかったり、なかなか行くにはハードルが高い立地です。

しか〜し!口コミの良さが物語るように、温泉が最高!

無料の貸し切り露天風呂は、自然の中でゆっくり贅沢な時間を満喫でき、本当におすすめです!

地元の食材を温泉を利用して作られた身体に優しいメニューも美味しい!

宿のおもててなしもとても心地良いものでした。

是非また、季節を変えて訪れたいと思います。

チェックアウトし、宿から少し下った所、上湯川のすぐそばにある神湯荘の源泉大露天風呂に向かいます。

『神湯荘』宿泊者はもちろん無料です。

本日も快晴!

男女別の露天風呂があり、男性の露天風呂は川が目の前にあり、大自然を堪能できて迫力があります。

「神湯荘」ホームページより 男性露天風呂

「神湯荘」ホームページより 女性露天風呂

女性の露天風呂、こちらはさすがに川べりで素っ裸というわけにはいかないので、石に囲まれた建物の中にある岩風呂です。

これはこれで風情のある露天風呂で良かったのですが、やっぱり川を間近に感じられる露天風呂に入ってみたかった!

熊野三山の1つ、『熊野速玉大社』へ。

 街中にあり、アクセスがとても良く、気軽に参拝に来れそうです。

境内は比較的コンパクトで、参拝するのに時間はかかりません。

朱色の本殿が青空に映え、鮮やかです。

ここでも御朱印をゲット。

世界遺産登録を記念して作られた曼荼羅図。

熊野速玉大社を中心に新宮の素晴らしい聖地世界を描いています。

ここに描かれている神倉山にある「神倉神社」の御神体のゴトビキ岩。

熊野速玉神社ホームページより

ゴトビキとは熊野の方言で「ヒキガエル」

形がヒキガエルに似ていることから名付けられました。

鎌倉時代に源頼朝が寄進したと伝えられる538段の仰ぎ見るような石段を登るのは至難の業。

曼荼羅図の説明を一緒に聞いていたご夫婦が登ってこられたそうで、本当にはって登るような急な石段だけど、神社からの景色が絶景で爽快な気分を味わえるので是非登って!と勧めてくださいました。

お天気も良かったので登ろうか迷いましたが、この後のロングドライブを考えて今回は断念。

次回のお楽しみにします。

江戸時代から昭和の始めまで、熊野川河口近くのこの地域に川原家(かわらや)と呼ばれる釘を一本使わず組み立て、解体が簡単にできる家が百数十軒も立ち並んでいました。

川原家を再現したお店でみかんが沢山売られていたのが印象的。

とっても安くて、おまけまでしてくれて、甘くておいしかった!

最後は熊野三山の『熊野那智大社』に向かいます。

その前に世界遺産『那智大滝』へ。

那智大社の別宮、飛瀧神社の御神体『那智の大滝』  

高さ133mの日本一の落差を誇り、水しぶきの落ちるゴーッとけたたましい音が聞こえてきて、

強大な自然のパワーを感じます。

昔の方は熊野詣の最後にこの滝を見ながら達成感で感慨にふけっていたのでしょうか。

那智の大滝からうっそうとした森の中の昔ながらの急な石段を登ってヘロヘロ。

昔の参詣者は、整備されていない長い道のりをよくぞ歩いて回られたなと、改めて敬服いたします。

西国三十三所の第一番札所『那智山青岸渡寺』 に到着。

 

明治の神仏分離まで熊野那智大社と一体となし、大修験道場であったことから、熊野信仰の心髄とも呼べる場所でした。

歴史を感じる素木造りの本堂は豊臣秀吉の命により、豊臣秀長が再建しました。

西国札所巡りも緩くしているので、なかなか来れなかった一番札所の御朱印をもらえて感無量。

本当に近くて遠い熊野詣です。

青岸渡寺境内から見える三重塔と那智大滝を一緒に臨むことが出来る有名な景色。

うわーと伸びをしたくなる開放的な風景です。

まさに「絶景かな〜!」

通ってきた青岸渡寺の山門から『熊野那智大社』へ。

朱色の二の鳥居の下から臨む那智の山々の風景と青空が美しかった!

後で気付いたのですが、青岸渡寺の境内からこの那智大社へは繋がっていて、すぐに入れる門がありました。

そんな事とはつゆ知らず、しんどい思いをして長い階段を上がってきたのだから、きっと良いお導きがあるでしょう!

『熊野那智大社』礼殿

沢山の参拝客で溢れていました。

この時、厳かな雰囲気で白無垢を着た日本女性と紋付袴姿の外国の男性の結婚式が行われるべく、本殿に向かって歩かれていました。

背の高い外国の男性の紋付袴姿がとても似合っていて素敵でした。

気になるのは、この世界遺産『熊野那智大社』での挙式を選ばれた理由。

地元の方なのか、2人が出会った場所なのか、ニヤニヤと妄想しながら、私も幸せのお裾分けをいただけたようなほんわかした気持ちになりました。

本殿のすぐ横には樹齢850年と推定される大楠があります。。

樹高は27m、幹回り約8.5mあり、この楠を御神木としてお祀りしています。

幹が空洞化していて胎内くぐりが出来るので入ってみると、意外と人がすんなり通れるぐらいの空間でした。

体内くぐりから出てきたら、ぷくっとした八咫烏の可愛いイラストの絵馬発見!

しっかり願い事を書いて奉納しました。

            

境内には、より良い方向へ導くお導きの神様、八咫烏をお祀りした『御縣彦社』があります。

           

二日間とも快晴の旅。

いつもながらの旅の神様のご加護と、導きの神の八咫烏のおかげと手を合わせて感謝し、

改めてこの先たくさん行くであろう旅の良い導きと安全を祈願しました。

近くて遠い世界遺産『熊野三山』

えいや〜と重い腰を上げて来て良かった!

とにかく快晴の二日間で、参拝するにも快適。

大自然と一体化した熊野三山の強力なパワーをいただいたき、爽快な気分になれた旅でした。

次は、世界遺産『熊野古道』を感じながらゆっくりと歩いてみたいです。

これも元気なうちにしか出来ませんもんね。

帰りは「道の駅紀宝町ウミガメ公園」に寄り道。

紀宝町にはウミガメが産卵にくる海岸があります。

施設内にウミガメいっぱいの『ウミガメふれあいパーク』があり、無料で見学できます。    

無料で見学できる施設なんであまり期待はしていなかったのですが、巨大プールには子供ウミガメから巨大なウミガメまで、沢山のウミガメが気持ち良さそうにぷかぷかと泳いでいました。

外には、カメのオブジェが置かれてるのかと思いきや、違う違う、よく見ると動いてる!

ゾウガメもいてます。

ドライブ途中の休憩がてらに子供さんが大喜びでカメ触れ合えるおすすめスポットです。

最後に可愛いウミガメおせんべいがトッピングされたアイス。

アイスを食べてクールダウン。楽しい旅の終わりです。

さて次は『熊野古道』に挑戦します!

 

『神湯荘』

  • 住所:〒637−1558  奈良県吉野郡十津川村出谷220
  • 電話番号:0746−64−0256(受付時間9:00〜21:00)
  • 駐車場:有
  • 神湯荘ホームページ:https://kamiyusou.jp/

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