久々の北海道旅!二日目。
旅に出ても相変わらず早起きは変わりません。
心地良く眠れて5時頃には目が覚めました。
旅先で早起きしてホテルでゆっくりするのも勿体無いと、毎回早朝散歩に出かけます。
まだ人が少ないホテル周りでの清々しい朝の空気を吸いながらのお散歩は、心が活性化され私の大好きな時間です。
旅プランとしてお散歩コースを今回も検索していました。
ホテルはJR旭川駅からほど近いので、駅の裏側にある「北彩都ガーデン」に向かいます。
忠別川ほとりの「まちなかのオアシス」です。
『アマネクホテル 旭川』を出発し、早朝の街をお散歩。
駅前だというのにまだ人影はほとんどなく、ジョギング、ウォーキングされている方がちらほら。
静かな駅構内に入ります。
稚内行きの6:03発の普通電車、ここからどれぐらいの時間がかかるのでしょうか。
人がいない駅構内を出ると綺麗なお花畑が。
忠別川を近くに見ることができる広々とした景色。
身近で生育していなくて中々見ることがないハルニレの大きな木も悠々と育っています。
遊歩道があり、綺麗な花や木々を眺めながらのお散歩、ジョギングに最適です。
気持ちの良い朝のお散歩から戻り、ホテルで朝食をいただきます。
朝食後すぐに出発したかったので、6:30の朝食開始にレストランに行きしたが、みんな思うところは同じで宿泊客でいっぱいでした。
少しではありましたが、サーモンやいくらなどの海鮮もありました。
さすが北海道!とうもろこしも甘くて美味しかった〜。
北海道名物のスープカレーも。
スープカレーを初めて食べたのですが、本当にルーはスープのようなしゃぶしゃぶで油断していると辛さがピリッと舌に刺します。
お野菜がたっぷりで鶏肉も柔らかく美味しかったです。
今回お世話になった『アマネクホテル 旭川』は開業したばかりの綺麗でスタイリッシュで機能的なホテル。
大浴場があり、北海道らしい朝食もいただけて、私たちは1人6500円ほどで宿泊できました。
ビジネスホテルにしてはコスパがとても良かったです。
ホテルを後にして美瑛にある『青い池』に向かいます。
何回も北海道に来たことはありますが、『青い池』を訪れるのは初めてです。
『青い池』は白金温泉にある『白ひげの滝』などからアルミニウムを含む成分などが美瑛川の成分と混ざり合い、目に見えないコロイド状という粒子が生成され、光を反射して青く見えるとされています。
と、凡人の私には何のこっちゃ分よく分かりませんが、ようするに水が青いのではなく、水の成分と太陽光により池が青く見えるようです。
かのApple社のMacの壁紙にも選ばれるほど綺麗な風景だそうです。
早くそんな景色を見たくて急いで出発します。
道中、こんな標識を沢山見かけました。
北海道に来たぞー!と改めて思います。
キツネさん、シカさん姿を見せてねーと思いながら、注意して運転します。
動物がいつ出てきてもおかしくないような森の中を1時間ほど走ると『青い池』に到着。
思いのほか、駐車場が広くとても整備されていて、大型バスも訪れていました。
駐車場から歩いて5分もかからない白樺並木の前に『青い池』らしきものが。
あれ?あんまり青くないぞ、、、と思いきや、歩き進むと見事な青さ!
綺麗!綺麗!!
太陽光に照らされて、南の島の海の透き通るようなエメラルドグリーン!
エメラルドグリーンの湖面に木々や雲が反射しています。
遠くに大雪山系の山々も見られます。
本当に青い池なのかな?と半信半疑でしたが、百聞は一見にしかず。
立ち枯れのカラマツとの幻想的な風景が美しく評判通りの『青い池』でした。
次はあまり知られていない『白ひげの滝』を目指します。
ここには駐車場がなかったので、橋の手前で失礼してちょっと停めさせていただきます。
橋には『白ひげの滝』をひと目見ようとたくさんの観光客がいらっしゃいました。
橋の入り口には『白ひげの滝』の説明が。
『白ひげの滝』は十勝岳火山の歴史を物語る地層の境目から水が湧き出しています。
橋を進むと轟音とともに『白ひげの滝』が見えてきました。
『青い池』と同じくして、滝の下はなんとも美しいエメラルドグリーンの川面。
こちらも光の反射でエメラルドグリーンに見えるのでしょう!
爽やかなエメラルドグリーンと滝の音が涼しさを運んでくれるようです。
『青い池』より近くに大雪山系を望めます。
白ひげの滝と大雪山系と空と雲。
なんて雄大な景色。。。
ここはあまり知られたくない隠れオススメスポット!
今回の旅でイチオシの景色でした!
『青い池』はすっかり観光コースになってしまいましたが、ここはもう少しひっそりしていてほしいです。
絶景の『白ひげの滝』を後にし、富良野を代表する観光スポット『ファーム冨田』に急いで向かいます。
ラベンダー時期の『ファーム冨田』の駐車場は大混雑でなかなか空かないようです。
車窓からの牧草ロール。
初めてみる美瑛らしい景色に娘は声を上げて喜んでいました。
とんがり屋根が可愛い美馬牛小学校。
30年前に訪れた風景は今も健在でした。
車窓から望む「ぜるぶの丘」も花が満開です。
『ファーム冨田』に到着。
混雑覚悟で急ぎましたが、無事駐車場にスムーズに停めることが出来ました。
『ファーム冨田』の駐車場は無料で、開園、閉園時間もないので、人の少ない早朝に訪れるのがおすすめです。
色とりどりの花が満開で綺麗です。
『ファーム冨田』といえばラベンダー畑!
少し時期が遅かったようにも思いましたが、遅咲きラベンダーも咲いていて充分綺麗な景色です!
ラベンダーの爽やかな香りが園内に充満していました。
こちらは「彩りの畑」
ファーム冨田の代表的な景色です。
めいいっぱいラベンダーを愛でました。
ショップの前にはこんな可愛らしいポストが。
『ファーム冨田』イメージキャラクターのラベさんです。
ラベンダーソフトとラベンダー花粒入りのシュークリーム。
こちらの味はご想像の通りです。
ラベンダーオイルが出来るまで。
もちろん、自分へのお土産、ラベンダーグッズを沢山買い込みました。
『ファーム冨田』を訪れたのは3回目。
以前より、ショップがすごく増えていて、商売魂たくましいなと思ってしまった自分がいやらしいな。
それだけ周知され観光客も増えたことなんですね!
北海道に魅了されたきっかけのドラマ『北の国から』
主演の黒板五郎を演じられた田中邦衛さんが2021年3月に亡くなられました。
『北の国から』の大ファンであった私は、黒板五郎がいるこのドラマの続編を見ることが出来ないとかなりのショックを受けました。
まだ小学生だった頃、学校が終わって急いで家に帰り、再放送を楽しみに見ていた記憶があります。
娘に言わすとなぜこんな辛気臭い、暗いドラマが好きなのかと。
私は五郎さんの息子の純くん、蛍ちゃんとはほぼ同年代。
自分の当時の暮らしとドラマの中の暮らしを照らし合わせ、こんな世界もあるんだと興味本位だったのかもしれません。
五郎さんの家族、周りの人に対する深い愛情が子供ながらにひしひしと伝わってきたのを思い出します。
田中邦衛さん、あの五郎さんの衣装のままで撮影時以外も富良野を徘徊していたようで、すっかり富良野市民と化していた温かな人間性にも惹かれました。
今回、麓郷を訪れるにあたって、また『北の国から』を全て拝見。
黒板家の人柄はもちろんのこと、中畑さん夫婦や草太兄ちゃんなど周囲の人がまた愛情深く温かい。
今は亡き大滝秀治さんの演技、立っているだけで侘び寂びを感じられる素晴らしい役者さんでした。
このドラマを久しぶりに見て、ささくれていた心が少し解けていくように感じられました。
いつ見ても人間臭く、節目に見たい大好きなドラマです。
久々の麓郷の森。
ここを含む3カ所でドラマで使われた黒板家の住んでいた家が見られます。
ドラマセットの家は老朽化し、年月の経過を感じられます。
五郎さんが初めて建てた丸太小屋。
火事で燃えた設定になっていましたが、他の丸太小屋を燃やしてこちらは健在。
火事で燃えた丸太小屋の後に住んだ家。
もうぼろぼろの廃墟です。
純くんが五郎さんにプレゼントした風力発電が屋根にあります。
『北の国から 2002遺言』で五郎さんが拾ってきた石で建てた石の家。
ここは敷地が広く森が開けた所にあり、とても景色が綺麗でした。
以前、訪れた時は遠くのテラスから望むことしかできませんでしたが、今は中をじっくり見ることが出来ました。
中はとても広々していて、お風呂も立派で快適に住めそうでした。
暖炉の横には五郎さんの遺影があり、沢山献花されていました。
本当に黒板五郎、田中邦衛さんが亡くなられたのだと実感。
少し車で富良野方面に戻ると拾ってきた物で五郎さんが作った家が並ぶ敷地に「純と結の家」
バスをはめ込むなんてすごい発想!
中はかなり広々していて若者の家らしく斬新な家でした。
ドラマで登場した「雪子おばさんの家」や中畑木材の一人娘「すみえちゃんの家」もあり、見応えたっぷりでした。
私としては、同世代のその後の純くん、蛍ちゃんをテーマにした『北の国から』の続編が作られることを心待ちにしています。
原作者の倉本聰さんはもう御高齢でなかなか難しいかもしれませんが、私は諦めてませんよ!
すっかりお腹も空いたので、富良野チーズ工房にお目当てのピザを食べに向かいます。
到着してすぐにピッツァ工房に向かい、マルゲリータを注文。
15分ほど時間がかかるということで、待ち時間に売店へ。
美味しそうなチーズやバターが沢山売られていました。
ピザをいただく前にふらの牛乳とチーズケーキを購入し、いただきました。
牛乳は濃厚かと思いきや、あっさりしていて飲みやすかったです。
番号を呼ばれ、出来上がったピザを取りに行き、店内でいただきます。
本場のナポリ直輸入のまき窯で焼かれた美味しそうなマルゲリータ!
ふらのチーズ工房のモッツァレラチーズを使用!
この見るからにとろっとろのモッツァレラチーズ!
美味しくない訳がありません!
生地は薄めでピザ釜でちょうどいい具合に焼かれ、過去1番に美味しいピザでした。
今日のお目当ても全て回り、空がどんよりし始めてきたので、今晩の宿泊地札幌に向かいます。
一番お天気であってほしい行程も無事に雨に合わず、旅の神様、いつも本当にありがとうございます!!
森の中を走ったにもかかわらず、北海道に来てまだ一度も動物にお目にかかっていない!ということで、札幌には高速道路ばかりではなく、一般道も使って移動します。
さてここで動物が見れなければこの旅で見るチャンスはないぞ!
助手席では目を凝らして動物探索をしています。
途中、休憩も兼ねてちょっと歩いてみようかと立ち寄った芦別の「三段滝」
国道沿いで気軽に鑑賞出来ました。
あいにく動物に会うことは出来ませんでしたが、かなりの轟音で見応えたっぷりのヒーリングスポットでした。
動物にあえず残念な思いを抱えて札幌に到着。
今晩の宿泊は『ホテルリソルトリニティ札幌』
大通公園公園に面し、千歳空港からのバス停からほど近いとても便利な立地です。
レンタカーはホテルの立体駐車場が空いていて1500円で停めることが出来ました。
エントランスはスタイリッシュでおしゃれです。
今回は『サッポロ割』を利用して楽天トラベルで申し込みました。
『サッポロ割』は全国どこの地域からの宿泊でもO Kで、札幌の対象宿泊施設1人1泊につき税込5000円以上で3000円割引、おまけに1泊あたり2000円のクーポンがいただける大変お得な企画です。
チェックイン時にフロントで一人当たり2000円のスマイルクーポンをいただきました。
利用期間はチェックイン日からチェックアウト日まで。
もちろん札幌市内の参画店舗での利用のみなので、しっかりお土産代に充てさせていただきます。
このお得な『サッポロ割』ですが、第3弾、第4弾と10月いっぱいまで利用可能です。
完売していることもあるので要チェックです。
『サッポロ割』を利用できたので、今回はグレードアップしてレディースフロアの大通り公園に面した部屋を予約しました。
広々したツインルーム。
窓からは大通公園が見えます。
この日から大通り公園では3年ぶりにビアガーデンが開催されていました。
エレベーターはレディースルーム階はセキュリティの為、カードキーをかざさないと停まりません。
レディース階エレベーターホールのすぐ横に専用アメニティが。
ヘアーストレートアイロンや美顔器の無料貸し出しもありました。
お部屋にはフットマッサージが。
面白がって試しに利用しましたが、結構キツくて痛くて悲鳴をあげる始末。
このホテルも大浴場があります。
部屋で一休みして、夕食とお土産を物色しにJR札幌駅に向かいました。
ここも来たかった『JRタワー展望室』
地上38階・高さ160mの展望室へはエレベーターでスーッと一気に上がります。
昼間の喧騒の街と違い、夜の札幌の街が静かに感じられます。
月並みの表現ですが、綺麗です。
昼間とは全く違う風景なんでしょうね。
ちょうど「そらの七夕」というイベントが開催されていて、七夕飾りがあり、願い事を書いて結びました。
8月7日の七夕後、弥彦神社で祈祷後、炊き上げてくださるとの事。
「毎年北海道に来て、楽しい思い出が増えますように」
ホテルでいただいた「スマイルクーポン」を使ってお土産を購入しホテルへ帰ります。
外に出ると雨が降り出していました。
テレビ塔も雨に打たれながら、今日一日お疲れさん!と囁いてくれてるように感じました。
ホテルに到着するや否や、さっきガッツリ食べたばかりなのに若者は赤れんがテラスのフードコート『中国料理 布袋』で購入した巨大「ザンギ」を平らげ、美味しかった〜!と満足げ。
対する私のお腹ははち切れんばかりのスリープ状態。
大浴場に行き、お腹を少し消化して、窓から静かな夜の大通公園を見ながら、サッポロクラシックと一つ残された巨大ザンギをいただきました。
時間が経ったら美味しいザンギも硬くなるよね〜。
そんな二日目の終了です。
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