全国的に緊急事態宣言が緩和され、少しほっとしたところ、今年は夏にどこも行けなかったので近場でお泊まり。奈良の駅前に温泉旅館が新しくできていてクチコミも良かったのでそこに決定。
『御宿野乃 奈良』全国に展開している共立リゾート系のお宿だ。2017年8月21日に開業。
以前、北海道の大雪山に行った時に同じ共立リゾート系の『ラビスタ大雪山』に宿泊したことがある。雄大な大雪山の麓にある、とても優雅な雰囲気のホテルだった。
夕食後に暖炉のあるロビーで、バイオリン、チェロ、ビオラのアンサンブルが催され、至福のひと時を味わった思い出がある。
近頃、遠出も出来ていなかったので、ANAのマイルを使うことも出来ず、有効期限が迫っていた。そのマイルを利用しての宿泊。モデレートツイン13600円のところ、10000マイルを使用。実際3600円での宿泊だ。
立地・駐車場
『御宿 野乃』はJR奈良駅から徒歩1分のところにある非常に交通の便が良い立地だ。我が家は車で移動。
『御宿 野乃』の駐車料金は一泊税込1500円。先着順となっている。
宿の駐車場は既に満車で、近くのパーキングに停めた。24時間料金770円で宿の駐車場に停めるより、安くすんだ。
駐車場から歩くこと3分。『御宿野乃 奈良』に到着。館内は奈良の赤膚焼が飾られ、和の落ち着いた雰囲気。古の奈良にぴったりの御宿。
フロントからシューズボックスに靴を預け、あとは畳敷。疲れた足に解放感があり、気持ち良かった。
フロントでの貸し出し商品が明記されていた。スリッパもあった。部屋にはトイレ用以外でスリッパがなかったので、風呂上がりに裸足で館内を歩くのが苦手な方はこの白いスリッパを使用できる。私もこちらを使わせてもらった。チェックアウト時に持って帰ってもOKだ。
エレベーターはカードセンサー式で、ルームカードキーをエレベーターのセンサーにタッチして行きたい階のボタンを押す。エレベーターに乗る度でこれが慣れるまで苦労した。
エレベーターホールに出ると、和風旅館らしく、和のテイストで飾りが施されていた。
お部屋
お部屋はモデレートツイン。こちらも畳敷でコンパクトながらも綺麗なお部屋だった。
整然と綺麗な洗面台。アメニティーは引き出しの中でスッキリ。
部屋にお風呂はないが、シャワーブースがある。
備品もきちんと整えられていた。
冷蔵庫には嬉しいミネラルウォーターのサービス。
窓の外の景色はJRの高架や先ほど停めたパーキングが見える。高架から近いので、電車の音が結構響き渡る。クチコミで見たが、電車の音が気になる方は、予約時に線路から離れたお部屋をリクエストすれば叶えてくださるようだ。
少しくつろいだ後、夕食を食べに奈良の街へ。以前から娘が行きたがっていた沖縄料理のお店と、16時から開店するアイスクリームのお店へ出かけた。
お腹いっぱいに食べて、宿に辿り着き、少しお腹を休めるためにゆっくり休憩。
部屋のTVには便利な機能があった。大浴場や朝食会場、コインランドリーの混雑状況が見れるのだ。温泉大浴場の混雑状況を見たら、混雑から空に変わっていたので向かう。
天然温泉大浴場 吉野桜の湯
天然温泉大浴場「吉野桜の湯」の入り口は暗証番号を入力しなければ扉が開かないようになっていた。
部屋の番号を入力してみたが開かない。慌ててフロントへ聞きに行く。チェックインした時にぼーっと聞いていたが、暗証番号を書いた案内を渡されていた。なんとも、慌てん坊のサザエさんのようで恥ずかしい限りだった。
暗証番号を入力し、無事にドアがオープン。
脱衣場もこじんまりとしていたが、整然と機能的に整えられていた。
洗い場の仕切りには
「いにしえの奈良の都の八重桜
けふ九重ににおひぬるかな」
と描かれていた。
旅人は旅の途中でこういうのを見て、また奈良の悦に浸るんだろうな。普段、全く百人一首なんか興味ない私だが、奈良を舞台にした歌があることを、誇らしく思えてしまった。
温泉大浴場は大きめの湯船が一つとサウナと水風呂がある。泉質は単純温泉でさらっとしている。温度は熱過ぎず、ぬる過ぎずといったところ。
温泉の広さの割にサウナは大きめ。5人ぐらいは一緒に入れそうだ。
外には半露天風呂と壺風呂が一つ。駅前という立地柄か、塀に囲われていて景色は見えず、上を見上げると微かに空が覗き見られた。湯船は結構大きめだ。
温泉大浴場は15:00〜翌10:00 時間を気にする事なく、一晩中入れるのは嬉しい。サウナは1:00〜5:00停止。
お風呂あがりはアイスが無料でいただけた。提供15:00〜25:00
朝は乳酸菌飲料がいただけた。提供5:00〜10:00 乾いた喉に嬉しいサービス。
湯上り処があり、風呂上がりにアイスを食べたり、乳酸菌飲料を飲みながら待ち合わせができる。
暗室の休憩室にはマッサージチェアが2つ置かれていた。試してみたかったが、先客がいらっしゃたので断念。
共立グループ名物 『夜鳴きそば』
21: 30〜23:00にハーフサイズの醤油らーめんが無料でいただける。
夕食やスイーツをお腹いっぱいに食べたので、夜鳴きそばが食べれるか心配だった。しかし、、、
食べれた。
温泉に入って体力を消耗したせいもあるのか。
夜鳴きそばがやってきた時は、見た目は普通の量のようでびっくりしたがハーフサイズ。
麺がモチモチしていて、スープも醤油味であっさりしていて、美味しく一気に完食!さすが!これは人気があるはずだわー。
夜鳴きそば提供の時間に間に合わなければ、23:00〜25:00にカップ麺をサービスとしていただけるそうだ。なんて優しい心遣いなんだろう。
夕飯以外にも追加で夜鳴きそばとアイスまで食べて、今度こそお腹いっぱい!!朝までぐっすり眠れた。
朝食 『Hatago』
朝食は6:30〜9:30(最終入店は9:00)
混雑状況をテレビ画面で確認して、空いてきたので朝食会場に向かう。
奈良の名物料理や海鮮丼、小鉢などが食べ放題!
いくらが大好きなのでこの海鮮丼を楽しみに来た。
ジャン!!
いくらたっぷり!ネギトロ、マグロ、アナゴ。自分で好きなだけ載せれるのだ。
三輪素麺のおすましがたっぷり!柿の葉寿司に、茶粥、大和地鶏のおすまし、奈良漬なんかもありましたよ!奈良の魅力いっぱいの体に優しいメニュー。
小鉢横丁では、ちょこんと綺麗に盛られ、思わずいっぱい取ってしまった。
あれもこれもと欲張りに取ってしまい、テーブルいっぱいになってしまった。しかし、、、完食。自宅に帰って体重計に乗るのが怖い、、、
スーツを来たサラリーマンやOLさんも結構いらっしゃった。駅から徒歩1分という好立地なので出張で利用されてる方も多いのだろう。
無料Wi-Fiも完備されていて、リモートワークなどで利用したり、ふらっとサウナに整いに来てゆっくり過ごすのも最適だ。
お値段もとても良心的である。私もまた機会があれば温泉に入ってゆっくり過ごしに来たい。
休館後の春に、また奈良に訪れる観光客にいい思い出作りのお手伝いをしてほしいな。
全国に共立グループの和風旅館『御宿 野乃』が展開されている様なので、また色んな地方のお料理を楽しみに訪れてみたい。
コメント