旅の本 益田ミリ 旅エッセー

旅の本

そうだ!旅の本を読んでみよう!!

なかなか旅に出れない状況。それじゃあ、よそ様の旅を擬似体験してみようじゃないか、、、女性の作家さんの読みやすいエッセイ。年代も近ければ、なお良し。

そんなこんなで選んだのが、益田ミリさんの旅のエッセイ本。ほんわかしたイラストの表紙。4コマ漫画や写真があって読みやすそう!たまたま私と歳も近かった。

3冊一気に買い込んで旅の世界へ、、、

『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』

日本には、47都道府県あるのに行かない手はないとひと月に一回、約4年かけて女一人での旅。旅行会社へ行って、ビジネスパック 宿泊+交通のセットプラン。安いし、自分で考えなくて良いし、楽だもんと。私の旅は全て自分で手配する。旅の前のワクワク感を味わいたいから。

この作家さんと旅の形は全く正反対。まぁ、この旅は義務みたいなもんだから。ガイドブックで全くマイナーな所でも引っかかった所があればそこを目的に出かける。それも本当に今決めましたよってことが多い。いわゆるメジャーな観光地化されていない所。イラストレーターをされていることもあり美術館、絵付け、記念館が多い。そもそも、興味あることが違うもんな。

旅先でも、無理に苦手な名物を食べない。スーパーでお惣菜を買って、ホテルでゆっくりテレビを見ながら夕飯を食べる。

人それぞれ、こんな形もあるんだねぇと思いつつ唯一共通する部分があった。旅にまで出て人とのふれあいを積極的にしなくていいと。ここは私と共通している。そうなんだ、この旅に集中したいんだ。地元のごはん屋さんなんかで地元の人と盛り上がり、お友達になるなんて事は無い。そんなふれあいがあって旅先でお友達が出来たら楽しいだろうなと思いつつ、拒否反応を起こしてしまう。当たり障りのない世間話はするけど、それ以上は望まない。自分自身で、なんとももったいないなぁと思ってしまう。かと言って、旅で出会った方とお話したことあの人こんなことしてたねってよく覚えてる。これからは、片意地張らず、ふれあいも楽しみたいな。

心がほどける小さな旅

今回は、春夏秋冬、季節に合わせて心がほどけるような旅。前回のとにかく47都道府県詰め込み義務の旅と違い目的を決めてのゆったり旅。イラストも詳細に描かれていて読んでいてほっこり旅気分を味わえた。

桜花賞、郡上おどりに、秋の奥入瀬ホテル秋芳洞。どこも行ってみたい旅だ。釧路湿原カヌー体験は私も行ったことがあり「そうそう!そうだったよ!!」とその時の情景を思い返せた。

旅とは言わないかもしれないけど、12月に行われる『第九』作者さんは練習に参加したのは11月から。6月から参加している人、もう何年も通い続けてる人。一度ハマるとなかなか抜け出せない魔力があるようだ。

始めは全くドイツ語の読み方も分からずルビを打ってもらうも発音が分からず四苦八苦。練習を重ねるにつれて、少しずつ上達し歌う楽しみ、喜び、「ソプラノパートさん、難しいパートありがとうよ!次は私達アルトパートに任せて!」と余裕も出てきた。本番の感動は元より、練習の過程が楽しかったようだ。

学生の時と違い、一回の大舞台の為に何ヶ月何年もかけて準備、練習するなど大人になってしまったら、そうない経験だ。久々に味わう初々しい達成感!団結感!!この状況が終わったら、私も参加してみたいなと思ってしまった。

ちょっとそこまで旅してみよう

今回の旅は一人旅もあれば、お母さん、彼、女友達と一緒や、ひとり旅。初めて海外にも行かれてる。「ちょっとそこまで」とサザエさんがお使いに出かけるような気軽な気持ち。普段着の自分で出かけようと。

大阪のご実家のお母さんとよく旅に出かけているようだが、今回は金沢へのふたり旅。お得意のビジネスホテル宿泊でもお母さんは「いいの、いいの、安くてちょくちょく出かける方がいい」と娘にしたらありがたいお言葉。お母さんは高級ホテルに宿泊とかそんなことより、今は離れて生活する娘とゆっくり過ごせることが嬉しいんだろうな。

子供を持たないんだろうなと言う作家さんはお母さんと旅をすることで『親』の擬似体験を楽しんでいる。お母さんの喜んでいる姿を見て、同じように自分も子供と旅して同じ感情を抱くんだろな。別の人生を想像するのも感慨深いと。

私は親の感情で思った。子供が楽しんでいる姿を見て自分は喜んでいるんだと。

女3人とフィンランドやスウェーデンに旅に出かけ味をしめて、その後仕事でチェコに行った帰りに一人でヘルシンキへ。その後はお得意の行き当たりばったり旅。海外でも旅のスタイルは変わらず。老舗チョコレート屋さんで頼まれていたチョコを購入したり、1日乗車券を周りの人に聞きながらなんとか買い込んで観光したり、デパートで買い物したり、お気に入りになったカフェで気軽にお茶を楽しんだり。海外ひとり旅、こんなにあっさりと度胸が付くなんて羨ましい。びっしり計画を立てず、行き当たりばっったりでまっ、いいかぁの性格だから出来るんだろうな。

旅の途中で思わずひとりごと。「すごい楽しい」集中すべきことはただひとつ。「観光」だって異国の地でもここまできたら達観だ。義務から始まった旅が正真正銘、楽しいものに昇華された瞬間だ。

有名な建築家のアトリエを見に行くか、焼き立てのシナモンロールを取るかで選んだシナモンロール。どんなに美味しかったんだろう。

 

 

どうだろう、私も一人海外。うーん、まだ自信ないかな、、、まずは国内から!

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