ぐっすり眠れて今朝は5時には目が覚めました。
朝食まで時間があるので、札幌の街をお散歩します。
札幌には何回か来たことがありますが、二条市場に行ったことがありません。
歩いて行けそうな距離なので行ってみます。
今日は快晴の予報。
リラ冷えだった前日より気温も上がりそうです。
ホテルを出て歩くこと数分、『札幌時計台』に到着。
1970年(昭和45年)に国の重要文化財に指定されています。
時計台の正式名称は「旧札幌農学校(現北海道大学)演武場」
農学校生徒の兵式訓練や入学式、卒業式などを行う中央講堂として1878年(明治11年)に建設されました。
この演武場(時計台)が札幌農学校の生徒達にとって大切だったか分かるエピソード。
1892年(明治25年)に札幌で大火が発生、900戸近くが焼失。
この時、演武場に火が移らないように生徒達が屋根に登って必死に火の粉を払い、建物を守りました。
そんな歴史がある北の街に似合う洋風建築の白塗りの美しい建物。
雪の季節にはさぞ絵になるでしょう。
1時間ごとに鐘が鳴り、札幌市民の時計がわりとなっています。
今回、鐘の音は聞けなかったな。
別の角度から。
ビルの狭間にある札幌を代表する観光地。
がっかり観光地とも言われています。
私も正直、初めて訪れた時はえっ?とびっくりした記憶があります。
でも、これでいいんです。
全国にはもっとがっかり観光地があるんですから。
足を伸ばして『北海道神宮頓宮』へ。
北海道神宮が市街から離れた円山にあり、また冬場は積雪により参拝が困難なので、今の場所に遥拝所として設置されました。
街中にありこじんまりとしていますが、立派な佇まいの社殿。
今日はこれからレンタカーで観光するので、事故もなく無事に楽しく過ごせますようにとお願いしました。
寄り道ばかりして、やっと『二条市場』に到着。
札幌を代表する海鮮市場ですが、、、
ん?なんか想像していたのと違う、、、
まだ開店前で活気が無いからか。
こちらも高層マンションの一角にあります。
創成川沿いを通ってホテルに帰ります。
川沿いが遊歩道になっていて綺麗に整備されています。
川沿いにちょうど見頃のライラックの沢山咲いていました。
地元では見られない、北海道ならではの風景。
爽やかな清々しい香りがします。
色んな品種のライラックが咲いています。
満開の可愛らしい花を付けたスズランが所狭しと咲いています。
これが街中で見れるなんて、北海道は良いなぁ!
この後、自然いっぱいのところへドライブに出かけた時も見れなかったリスが、この創成川の遊歩道で見れました。
北海道大学とこの創成川、街中でのリスとの対面。
大都会札幌の街が、いかに緑豊かであるかが分かります。
ホテルで北海道の食材満載の朝食を食べて、レンタカーでドライブします。
まずは行ったことのない支笏湖へ。
この支笏湖、透明度が高く水が美しい風景がテレビで放映されていて、是非とも見たかった!
札幌から新緑の美しい白樺林の中を約1時間半ほど走って『支笏湖』に到着。
絶景かなぁ〜!快晴の支笏湖。
なんと爽やかな景色。
さすが透明度日本一の湖!
その美しさから「支笏湖ブルー」と呼ばれています。
湖底まで水が透き通って見えます。
千歳川と支笏湖の合流地点にかかる『山線鉄橋』
『山線鉄橋』は第一空知川橋梁として空知川に架けられていたものが、大正12年に王子製紙の専用軽便鉄道として現在の場所に移されました。
その後、鉄道橋としての役目を終え、王子製紙から千歳市に寄贈され、支笏湖のシンボルとなりました。
鉄橋の赤とエメラルドグリーンの水面、木々の緑の色合いが本当に美しい!
支笏湖から流れる千歳川の橋の上から。
あ〜、もう本当に水が綺麗。
見ているだけで清涼感いっぱいです。
体感温度が2、3度下がった気がします。
ここからスタートして支笏湖に向けてカヌーを楽しんでる方もいらっしゃいました。
支笏湖の透明な水を間近にし、清々しさが感じられるのが言わずとも伝わります。
湖岸には『支笏湖ビジターセンター』があります。
支笏湖周辺の自然素材を使って建てられた木の香りいっぱいの建物。
天井が高く、広々としていて開放感いっぱい!
大きな窓から支笏湖が見渡せます。
一日ゆっくり滞在できるような癒しの空間です。
館内には支笏湖に生息する魚や周辺に見られる動物の剥製が展示。
支笏湖名産の魚、ヒメマス。
季節によっては生まれたばかりの稚魚や、繁殖期を迎えた赤い婚姻色に色づいた姿も見られます。
こちらは森に暮らす動物達の世界。
動物達の息遣いが聞こえてきそうです。
札幌から車で1時間ほど車で走ったところに、こんな雄大な自然があるなんて!
今まで札幌市内から近すぎて敢えて来なかった支笏湖。
いや〜、来て良かった!
支笏湖畔には大好きな休暇村があります。
次に訪れる時は支笏湖休暇村に宿泊して、鳥のさえずりや動物達の気配を感じて朝散歩したいです。
そして、カヌーに乗って支笏湖ブルーを間近に体感したい!
北海道、勝手に湖シリーズ。
洞爺湖にも行ったことがありません。
色々回りたいところがあってレンタカー返却時間に間に合うかと心配しましたが、せっかくなんで行ってみよう!
途中、道の駅で新鮮な旬の立派なアスパラガスをゲットし、ご機嫌になって『サイロ展望台』に到着。
洞爺湖が綺麗に見渡せる展望台です。
中島が見えます。
ここにもありました!
洞爺湖映えオブジェ。
この後、ヘリコプターが爆音を上げ、この上を通って空からの遊覧、支笏湖に向けて出陣していきました。
サイロ展望台から温泉街を抜けて、洞爺湖の湖周を20分走ったところに昭和新山があります。
駐車場に到着すると、至近距離に『昭和新山』が見れます。
近くに見れてびっくり!
赤褐色と所々に緑がある、いかにもまだ新しい山です。
ここも青空バックに本当に綺麗!
赤い色は天然のレンガです。
雨の日は天然のレンガがいつもより赤色が増して美しいそうです。
『昭和新山』は昭和18年の噴火活動で麦畑が隆起して出来ました。
その昭和新山の誕生の過程を、当時の壮瞥村の郵便局長だった「三松正夫」さんが同じ位置から同じ向きで記録。
その記録をまとめたのが「ミマツダイヤグラム」として世界的に評価されています。
なにより三松正夫さんの昭和新山愛が伝わるのは、開発から守るために山を買い取ったそうです。
昭和新山は現在も三松さん所有の山です。
三松さんの功績により、昭和新山は1957年に国の天然記念物になりました。
その後も有珠山は何度も噴火活動がありました。
ものすごい噴煙!
写真で見ると当時の様子がリアルに感じられます。
洞爺湖、有珠山を見下ろせる有珠山ロープウェイもありましたが、美しい昭和新山を近くに見れただけで満足。
次は『京極吹き出し公園』へ。
羊蹄山に降った雪や雨が長い年月をかけて浸透し、適度にミネラル分を含んだ名水として湧き出しています。
1日に噴き出す水の量は約8万トン。
約30万人の生活用水に相当します。
水温は、一年中ほぼ6.5度に保たれています。
想像以上にすごい量の水が轟音を伴って湧き出しています。
手をつけてみると冷んやり、気持ち良い〜。
湧き水は汲んで持ち帰ることもできます。
あくまでも生水なんで、煮沸してからの利用を推奨されています。
またここにもお金が。
本当に日本人は好きですね。
こんなダイナミックな湧水場は見たことありません。
とても広々して綺麗な公園。
ここでも北海道の雄大さを思い知らされました。
支笏湖から洞爺湖に向かう道中、ずっと見守ってくれてた『羊蹄山』とも、とうとうお別れ。
標高1898mの成層火山で蝦夷富士と呼ばれています。
ずっと一緒だったので油断してしまい、車から降りて写真を撮るのをすっかり忘れていて、信号待ちの車の中からのショット。
電線が〜。
頂に雪を被っていて、本当に美しい山でした。
時間が遅くなってしまい、急いで札幌方面に向かいます。
途中、中山峠で休憩。
ここはあげいもが有名。
お昼ご飯をろくに食べていなかったので、がっつりいただきます!
ジャガイモはほんのり塩味が効いていて、ホクホクで美味しい!
まともに食べていなかったので、3個いけるかなと思いきや、2個でギブアップ。
残りは持って帰ってホテルで食べました。
後で見たら、シングルもありました。
お別れした羊蹄山が最後にもう一度見れました!
急げ〜、急げ〜!
途中で定山渓に立ち寄るつもりでしたが、時間がない!
スルーして、時間があれば回転寿司トリトンに行きたい!
札幌に近づくにつれて、道が混んできましたが、どうしてもトリトンのお寿司が食べたい!という執念で『トリトン平岸店』に到着。
満席で待たなければいけなかったらもう諦めようと混み具合を聞き行くと、1人ならすぐいけますよ〜とありがたいお言葉。
この時ほど、1人旅で良かった〜と思ったことはありません。
すぐさま好物のホタテ、サーモンを注文。
やっぱりトリトンのホタテは肉厚で身がしっかりと引き締まり、甘みがものすごくあり美味しい!
根室花まるの二階建てホタテはボリュームがあって美味しかったですが、やっぱりホタテはトリトンかなぁ!
サーモンもとろっとろ〜。
時間がなかったので、もう一皿ホタテを追加だけして撤収。
あ〜、もったいない!
次来た時はゆっくり堪能します。
なんとかギリギリに札幌に帰ってこれました。
北海道旅2日目。
訪れたことがなかった、支笏湖、洞爺湖、ニセコは、札幌から近い距離にあるのに大自然いっぱいで本当に良かった!
リピート確定です。
北海道にはまだまだ未知のところがあるので、これからも楽しい旅ができそうです。
大自然の余韻に浸りながら、気持ち良いお風呂に浸かってゆっくり眠れました。
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