紅葉の有馬温泉一人旅

近場でもなかなかゆっくり行くことが出来なかった有馬温泉に『全国旅行支援』を使って行ってみよう!と一人旅を計画。

はるか昔、有馬温泉には行ったことはありましたが、温泉街を観光することもなくホテルにこもりきり。

最近はお洒落なお店や飲食店が出来ているようなので、じっくり堪能したいと思います。

自宅から車でもさほど時間がかからず、お昼頃には到着。

温泉街は旅行支援のおかげで、平日なのにまるで週末のような賑わいでした。

年配のご夫婦はもちろんのこと、若い女性グループや、小さな子供さんがいるご家族も来られてました。

調べていた駐車場は満車でだったので、少し離れたホテルの駐車場が解放されていたのでそちらへ駐車しました。

平日1日1200円!観光地価格です。

まずは温泉街中心部、有馬温泉の名物「金の湯」に到着。

有馬温泉といえば、金泉

鉄分と塩分を多く含み、茶褐色でとろっと濁った泉質が特徴。

保温や美肌効果があります。

こちらの金の湯で楽しめます。

建物前には足湯が設置されていて、皆さん足を浸けていました。

後で足を浸けるつもりが、みるみるうちに人が溢れてしまい断念。

温泉街お洒落スポットは、細い路地が張り巡らされ、その脇には新旧名物のお店が並んでいます。

炭酸せんべいで有名な『三ツ森本舗』

店頭では炭酸せんべいが手焼きで焼かれていて、焼きたてが試食できます。

お店はレトロな佇まい。

散策を続けると、ほかほかの湯気が上がっていて、いい匂いが漂ってきました。

小腹が空いたので、出来立てお饅頭をいただきます。

酒まんじゅう、かりんとう温泉まんじゅう、どちらも美味しそうだったので、店内に座って二つともいただきました。

小さいサイズなので、二つとも余裕で食べれそうです。

まずは酒まんじゅうから。

ほわっとお酒の香りがして、しっとりほかほか、こし餡が甘さ控えめです。

かりんとうまんじゅうは食べるとその名の通り、周りがかりんとうのようにカリッとしていて、ふわっとしたお饅頭の先入観と違って美味しかった!

すっかり気に入りました。

引き続き路地を歩くと有名なお蕎麦屋さんが。

沢山のお客さんが順番待ちしていました。

有馬温泉寺田町界隈を歩くと、おっとびっくり!

こんな怖い迫力がある鬼瓦が所々にあります。

寺社が集まるこの界隈では、古くなった寺院の鬼瓦が魔除け、邪気払いとして街の各所に置かれています。

通称タンサン坂のしっとりとした風景を垣間見ながら炭酸泉源公園にへ向かいます。

少し歩くと到着。

公園の下にはブクブクと勢いよく沸いてます。

これが炭酸源かと思いきや、温泉のようです。

坂を上がると炭酸泉源が。

神社のような出立ちの建物の中に、炭酸源が大事に守られています。

見た限り炭酸が沸いているようには見えませんでした。

その前に炭酸泉が出る蛇口がありましたが、残念ながら故障中で飲むことが出来ませんでした。

以前より鉄分の含有量が増したので、かなり独特の味がするようです。

昔は砂糖を入れて、サイダーとして飲まれていたとか。

温泉街の賑やかな所から少し歩いただけで、静かな神社のような心落ち着くところでした。

温泉街の中心部に戻る途中、今度は「銀の湯」がありました。

こちらは温泉街のど真ん中の賑やかな所にある「金の湯」と違って、神社やお寺のある落ち着いた場所にあります。

こちらは銀泉と呼ばれる炭酸泉、ラジウム泉の外湯。

無色透明でさっぱりとした爽快感が楽しめます。

坂道を下ると温泉寺が。

中から僧侶のお経が聞こえてきました。

温泉寺のすぐ横の坂を上がり、湯泉神社に向かいます。

趣のある石段。

この階段は程よい段数なので見た目より疲れません。

湯泉神社は広々とした境内です。

有馬温泉界隈の路地を一歩入ると日常生活が送られている民家が並んでいます。

もちろん、豊富な温泉を引かれているようです。

金泉の鉄分で褐色に?

メンテナンスは大変でしょうが、有馬の湯をお家で楽しめるなんて、羨ましい限りです。

こちらは「天神泉源」

天神社の境内にあり、金泉が湧き出しています。

何箇所か温泉源がありますが、こちらが一番広々としています。

もくもくと湯煙が上がっています。

神社の境内に温泉源があるなんて意外でした。

神社の境内の片隅にイチョウの木があり、落葉していました。

坂道を降りてメインストリートに向かいます。

この有馬温泉街の路地は意外とアップダウンがきつく、良い運動になります。

有馬温泉の名所「ねね橋」

言わずと知れた、豊臣秀吉の正妻「ねね」さんがいらっしゃいます。

有馬温泉を気に入っていた秀吉とねねさんは何度もこの地を訪れ、温泉に入り、秀吉の死後も有馬の復興に携わっていました。

朱色の綺麗な欄干が紅葉で絵になります。

橋の下には「親水公園」

ポカポカと暖かかったので、子供さんが沢山遊びに来ていました。

年配のご夫婦がお弁当を広げて休憩している微笑ましい姿も見られました。

とても綺麗に整備された憩いの場です。

公園から階段を上がると「太閤橋」が。

こちらはねね橋と違って車が通るぐらい立派です。

確か、太閤さん(豊臣秀吉)とねねさんは見つめ合っているはず。

太閤さん、どこにいらっしゃるのかと探していると、、、

幹線道路沿いの湯けむり広場という名のひっそりした茂みの中にいらっしゃいました。

天下を取った太閤様がこんなところにいらっしゃるのは憐れです。

ねねさんは晴々と目立つ所で観光客の撮影スポットとなっているのに。

もうちょっとしっかりと草を刈り込んで目立つところへ移動されてはどうかなと。

そろそろお昼ご飯が食べたいなと、さっき通った時は沢山の人が並んでいましたが、待っているお客さんが少なくなったので和食のお店「なかさ」でいただきます。

お腹に優しい「湯葉のあんかけ丼」に惹かれました。

きました〜!

とろ〜りと見るからに美味しそうです。

生姜がよく効いていて、体がポカポカ温まります。

ご飯もちょうどいい量で、ぺろっと平らげました。

ホテルのチェックイン16:00までまだ時間があります。

食後の運動、鼓ヶ滝公園までここから歩いて20分ぐらいなので行ってみました。

あいにく、どんよりとした空模様でしたが、風情のある道中の紅葉が目を奪われるほど綺麗です。

途中、ます池公園があり、おじいちゃん、おばあちゃんと親子連れ、小さな子供さんが楽しそうに釣り上げていました。

のんびりと紅葉を愛でながらあっという間に鼓ヶ滝に到着。

温泉街から少し離れただけで、こんな静かな自然いっぱいのマイナスイオン溢れる場所がありました。

滝の轟音さえも心地良いです。

『鼓ヶ滝』までは地図では遠そうに感じられましたが、食後の運動に最適な距離!

ちょうど暑くもなく寒くもなくて、快適なお散歩コースを堪能し、気分爽快になり、またまた温泉街に戻ります。

15:00を過ぎると先ほどまで観光客でごった返していた温泉街は、嘘のように静かです。

ホテルのチェックイン時間となり、皆さんホテルに向かわれたのでしょう。

甘いものが食べたくなったので、何回も前を通り、気になっていたお店『まめ清』で豆乳ソフトをいただきます。

美味しそうなドーナツをトッピングしたかったのですが、時すでに遅しで、ショコラドーナツ以外は全て売り切れ!

おいもドーナツが食べたかった、、、

ショコラドーナツを購入しホテルでいただくとして、豆乳ソフトをイートイン。

普通のソフトクリームのこってりとした牛乳感がなく、クセがないさっぱりとした体にも良さそうなお味です。

食べ進むと、底から何やら出てきました。

有馬温泉らしく炭酸せんべいで、甘ったるくもなく、ザクっとした食感がクセになりそう。

チェックインの16:00になったので、今日のお宿『瑞宝園』に向かいます。

こちらは地方職員共済組合の保養所で、一般客も利用できます。

値段が張る有馬温泉のお宿にしては、比較的リーズナブルです。

近代的な洒落た外観です。

実はこちらの『瑞宝園』さん、かなり昔に有馬に来た時に宿泊しました。

その時はちょうど改装工事中で、改装してからどんな感じになったのかと気になっていたのもあり、今回宿泊してみました。

以前宿泊した時は、お料理がとても美味しかった記憶があります。

今回『全国旅行支援』を利用したので、フロントでワクチン3回接種証明書と本人確認証を提示。

宿泊が5000円引きで、平日の利用だったので、3000円のふるさと応援旅クーポンがいただけました。

これでお土産を購入しようかな。

吹き抜けの立派なエントランス。

お土産コーナーもあります。

クーポンでお土産も購入できます。

今回のお部屋。

シングルルームですが、とても広々。

バス、トイレも別です。

もちろん、温泉大浴場があります。

夕食の時間まで少し時間があるので、紅葉の名所『瑞宝寺公園』にお散歩。

ホテルから歩いて5分もかからない所です。

瑞宝寺公園は明治6年に廃寺になった瑞宝寺跡が昭和26年に神戸市の公園になりました。

夕方でそろそろ日が落ちてきたので、ライトアップされていて、紅葉の門前は綺麗でした。

園内は紅葉が最盛期で目の覚めるような鮮やかな色合いでした。

昼間はまだ暖かったのですが、さすがに日が落ちると肌寒いです。

そろそろお宿に戻り、夕食に向かいます。

レストラン前は、こんな可愛い手作りの秋のオブジェで楽しませてくれています。

さていよいよお楽しみの料理です。

今回も美味しいお料理が出てくるかと楽しみ♪

お料理は「太閤懐石」にしました。

嬉しい食前酒の後は前菜です。

目で楽しませてくれます。

お刺身三種盛り

鯛、はまち、貝柱です。

どれも新鮮で美味しい!

海老芋包み蒸し菊花あんかけ

海老芋がホクホクで体に優しい薄味。

もう好きなやつ。

牛ロース陶版焼き

鱧鍋

あっさりお鍋です。

高級魚なんですが、鱧にはあまり興味がなく、、、

だし汁が美味しかったです!(そこですか!)

季節の天麩羅

揚げたて、サクッと安定の美味しさ。

季節のデザートは珍しい富有柿のゼリー

お芋がトッピングされていて秋を感じます。

濃厚な柿のゼリーですがツルッといただけます。

今回いただいた「太閤懐石」は女性にはちょうど良い量でした。

お料理は派手さはありませんが、やっぱり以前宿泊した時と同じくして美味しかったです。

ちょっとお腹を休めて、温泉大浴場に向かいます。

遅い時間に行ったので、ほぼ貸切状態。

泉質はラドン泉、無色透明なお湯の銀泉です。

温泉大浴場はとても綺麗でゆったりとしていて、打たせ湯やサウナ、露天風呂もありました。

湯上がりのお楽しみ。

六甲ゆずビールとまめ清のショコラドーナツ。

ショコラドーナツは生地もコーティングもチョコレートたっぷり!

でも、思った以上に甘くなく美味しかった!

今まで食べたショコラドーナツの中で一番!

今日はよく食べ、よく歩き、一日有馬を堪能しました。

 

有馬温泉、二日目

恒例の朝のお散歩。

昨日も出かけましたが、お宿からほど近い瑞宝寺公園に向かいます。

夕方のライトアップの風景とまた違って、清々しい朝の紅葉も気持ち良いです。

散歩の後は朝ご飯。

シンプルな和食お弁当風です。

近くの席の年配の方は、「バイキングはいちいち取りに行くのが面倒だから、このスタイルが良いわ〜」と。

年代によって思いはそれぞれ。

チェックアウトまでゆっくりし、お目当てのお土産屋さんに向かいます。

昨日のどんよりした空とはうって変わって、今日は良いお天気になりそうです!

今日も有馬温泉は朝から沢山の観光客で賑わっています。

明治元年創業の『吉高屋』

カメ印がトレードマーク。

有馬神戸電鉄「有馬温泉駅」前にあります。

店内は目玉の美肌石鹸、自宅湯原料など、女性の購買意欲を掻き立てるレトロな可愛い雑貨が所狭しと並んでいます。

私もあれよあれよと沢山買い込んでしまい、ここでふるさと応援旅クーポン3000円を使い切りました。

喉が渇いたので、「有馬サイダー てっぽう水」をいただきました。

びっくりのかなりの強炭酸!

喉を潤すどころか、ちびちびとしか飲めません。

さて、そろそろ家路に着きますか。

今回は、しっかりと温泉街を見て回り、少し離れた鼓ヶ滝も見に行けて、有馬温泉を堪能することが出来ました。

温泉街の賑やかな喧騒から少し離れたところに、神社仏閣があり、思う存分細い路地を行ったり来たり、有馬のまた違った側面をゆっくり見れたのが一人旅の醍醐味でした。

ただ思い残すのは、金泉に入れなかったことと、出来立ての炭酸せんべいを食べれなかったこと。

今度は日帰りで金泉に入浴に来ます!

『吉高屋』さんでの購入品。

美肌石鹸

無添加、無着色の透明石鹸。

有馬の温泉水使用。

さっぱりした洗い心地です。

 

蒟蒻スポンジ

国産こんにゃく芋を原料とし、無添加なのでお肌に優しいのが嬉しい。

はじめは硬いですが、お湯を含ませるとみるみると柔らかくなります。

洗顔すると程良い柔らかさが心地良い。

 

有馬温泉 美肌ミスト

有馬温泉水、ヒアルロン酸配合。

低刺激、無香料の優秀品です。

亀印石鹸で洗顔した後の一振りで、潤い倍増です。

レジ横にちょこっと置いてあった手作りおはじきキャンディー

可愛すぎて食べれません。

帰ってからも楽しめた有馬温泉旅でした。

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