観てきました!『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』IMAX上映

映画

とうとう『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』のIMAX上映が始まってしまいました。

3部作のラスト、待ちに待っていましたが、これで映画館でこの作品が観れるのが最後かと思うと切ない気持ちになりました。

配信やDVD、ブルーレイでいつでも観れるんですが、IMAX大画面の美しい映像、迫力ある大音響で観るのとは臨場感が違います。

最後に存分に浸ろうと心しての鑑賞です。

『ロード・オブ・ザ・キング 二つの塔』『王の帰還』のパンフレットを無事に購入する事が出来ました!

入場する時にビジュアルポスターもいただけました!

パンフレット、ビジュアルポスター全てゲット出来て、部屋はこんな事になってます。

キャストのパンフレットやポスターが欲しかったのですが、版権の関係でしょうか、売ってなかったのが残念。

ここからネタバレ含みます。

『王の帰還』オープニングはゴラムこと、スメアゴルが指輪を手に入れるシーンから。

友人から力の指輪を奪う殺戮なシーンは心臓の鼓動のような音楽とあいまって、こちらまでそこにいてるような恐ろしい気持ちにさせられます。

スメアゴル、この時すでに顔色悪いぞ!

指輪を取り上げた友人の顔色は褐色が良いのに。

もう、以前から指輪を手にして、破滅への道を歩む運命だったのかと。

相変わらず、かっこいいアラルゴン様。

作品が進むにつれて、王の片鱗が際立っていきます。

衣装もストライダーの頃とは雲泥の差、王らしくの格式高いお姿に。

高貴なお姿も良いのですが、私はストライダーの頃のぼろぼろずたずたの衣装、濡れた髪のワイルドなアラゴルン様が好きです!

『王の帰還』では、アラゴルン様は王としての自分の運命を受け入れたので、荒野を駆け回るなんてことはありません。

立派な王の鞍をまとった馬にまたがり、敵陣へ攻め入ります。

乗馬姿は凛としてさまになっています。

アラゴルン様の走る姿は体幹がぶれてどうかと思っていましたが、剣さばきは最高にカッコいい!

どのシーンを見ても、惚れ惚れします。

かなり鍛錬されたんだなぁと思っていましたが、もともとアラゴルン役は違う俳優さんがキャスティングされていましたが、ピーター・ジャンクソン監督の若すぎる!との一言で、急遽ヴィゴ・モーテンセンにオファーが入ったので、訓練する間も無くいきなり撮影開始。

しかし、最初から見事な剣さばきで感心されたそうです。

なるべくしてアラルゴン役になった俳優さんですね!

『ロード・オブ・ザ・リング』のキャスティングはどんぴしゃにはまっています!

このキャスティングをされたピーター・ジャンクソン監督の先見の明は素晴らしい!

ヴィゴをアラゴルンにしてくださりありがとうございます!

この監督、とてもお茶目な方で、作品のどこかにちらっと出演しているそうです。

「ピーター・ジャンんクソンを探せ!」

キャストの皆さんは本当に登場人物に憑依していて、引き込まれます。

ガンダルフおじいちゃんを地で演じてるようなイアン・マッケラン。

上品かつ、よく通り、魔法使いらしく威厳がある声が素敵です。

激しいアクションシーンも若い役者さんに引けを取らない俊敏な演技。

戦いを放棄しようとするゴンドールの執政、デネソールを小突くシーンは笑ってしまいました。

デネソールに代わって軍を鼓舞し、指揮していく姿はたくましい!

ミナス・ティリスから退散してきたファラミア率いる軍が翼竜に乗ったナズ・グルに追われているのを、馬にまたがり自身の白い魔法の杖をかざして一本で蹴散らします。

もう、ガンダルフおじいちゃん一人で全てやっつけられる勢い。

最強ではありませんか!

かたや、死を覚悟で戦いに出たファラミアを思う陰影のあるシーンも切なさが溢れている映像美。

さすが!アカデミー賞助演男優賞ノミネートされる演技力。

クライマックスの黒門前でのアラゴルン様が「フロドのために」と先陣を切って突撃していくシーン。

やはりここがこの映画の私が最高に感動する名シーンです!

馬にまたがり、強弱をつけた声でみんなを奮い立たせるスピーチは本当にカッコイイ!!

このタイミングで王の馬がヒヒーンと前足を蹴り上げるあしらいも素晴らしい!

王たるアラゴルン様のスピーチに、全く勝ち目もない軍勢だけど、サウロンの目をフロド達から逸らすための作戦に、死をも覚悟し立ち向かう勇気が湧きます。

そして王アラゴルン様は、ここぞとばかりのサウロンの「アラゴルーン」という誘惑にも屈しません。

ガンダルフおじいちゃんがサウロンの声かけにアラゴルンに行っちゃだめだと手を伸ばすところは、映画では画面サイズの関係上写っていませんでしたが、こんな細かな描写も描かれていてすごい作品だと改めて思います。

いざ、王が突撃!そして、メリー、ピピンが、遅れてガンダルフおじいちゃん、ギムリ、レゴラス、軍勢が後を追います。

いつ観てもちっちゃいメリー、ピピンが王に次いで突撃するシーンでは涙が溢れますが、遠景から順番に突撃する画では、運動会の徒競走みたいで私の中では笑いに変わります。

そこにガンダルフおじいちゃんが白い出立ちで皆と同じように走っているシーンはまさに笑いです。

いやいや、あなたは魔法使いでおじいちゃん、いつもの鷲にまたがるなり、馬で良いんじゃないですか?

一作約3時間の上映時間ですが、いつ観ても中だるみすることもなく作品に引き込まれます。

今まで結構な回数この作品を観ましたが、ぼんやりとしていて分からなかったことが今回で繋がったり、数々のうんちくのあるお言葉が心に響いたり。

いちばんの発見はスメアゴル・ゴラムを演じたアンディ・サーキスが『王の帰還』の最後のシーン、ホビット庄に帰ってきたフロド達が酒場で飲み交わしているシーンに登場していること!

死んだはずのスメアゴル・ゴラムがホビットとして存在してるんです。

本当に今まで気づかなかった、、、

また、何か始まるのかと不気味な伏線?とはなりませんでしたが。

原作のトールキンの『指輪物語』のファンをも唸らせた脚本、ニュージーランドの大自然を背景とした映像美、細部にもこだわった演出、素晴らしい音楽、キャスティング、スタッフの方々。

そして、『旅の仲間』というテーマの真髄である友情、愛情、人生の指針となる言葉が溢れ、

本当にこんなクオリティーの高い映画は私が生きている限りの間はもう現れないような気がします。

撮影期間は三部作のいっき撮りでなんと!1年3ヶ月!

アカデミー賞を受賞した時もまだエクステッド・エディションの撮影をしていたとか。

『指輪物語』の大ファンであるピーター・ジャンクソン監督の有名なオタクぶりが発揮されていると言えるでしょう。

人生の全てを賭けた作品ですね。

これだけ長い間、寝食を共にしたキャストさんはいまだに仲が良く、オーランドブルームが自身のTwitterで旅の仲間との最近の交流の際の微笑ましい写真を上げてくれてます。

コロナ禍でのYouTubeのチャリティーイベントで20年ぶりに『ロード・オブ・ザ・キング』のキャストが集まり、わきあいあいとしたやり取りがされていて、ファンとしては嬉しい限りです。

この秋は予想だにしていなかった大好きな『ロード・オブ・ザ・リング』のIMAX上映があり、どっぷり浸ることが出来て本当に嬉しかったです。

しっかり2回観てきました!

そして新たにフツフツと夢が湧いてきました。

『ロード・オブ・リング』の撮影場所ニュージーランドに行くことが!

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