舞鶴に海鮮食べに行ったんやけど、ドライブ途中にめっちゃ景色の綺麗なとこあったよ!と友人の話。
気になる気になる、、、
娘と休みが合ったので行ってみることにしました!
まずは『舞鶴赤れんがパーク』
駐車場に着くと大きな護衛艦が目の前に!
観光船と違って装飾は無く地味なグレーで、停泊しているだけで威圧感があります。
よく見ると、大、中、小の護衛艦がたくさん停泊しています。
ここだけ、タイムスリップしたような独特な世界。
舞鶴港は湾口が狭く周囲を高い山で囲まれていているので、大きな防波堤が不要で年間を通じて波浪が小さく穏やかな水面で天然の良港です。
その舞鶴港が戦後の昭和20年9月に引揚港に指定されてから、昭和33年9月までの延べ346隻の引揚船が入港し、総数66万2982人が満州やシベリアから引き揚げてきました。
その引揚者を温かく迎え入れた当時の方々のお話にも感銘を受けました。
知覧を訪れた時も思いましたが、戦争では失うものしかありません。
きな臭い世の中になっていますが、無くした物の大きさに早く気づいて欲しいです。
赤れんがパークに入るとロゴオブジェが。
この日は暑かったので、テレビ局がこの暑さの様子を取材に来ていて、ハンディファンを片手に歩いていた娘に撮せてもらっても良いですか?と。
テレビに映るのが嫌なので、丁重にお断りしていました。
逆に厚かましくこのオブジェの前で私達の写真を撮っていただけませんか?とお願いすると、快く撮っていただけました。
ありがとうございます!
赤煉瓦の建物の奥に護衛艦が見えます。
この赤煉瓦の建物「舞鶴旧鎮守府倉庫施設(全8棟)」は2008年に国の重要文化財に指定されました。
明治期から大正期の重厚なれんが建造物が群として現存している貴重な場所。
観光客は少なくて、ひっそりと当時の面影を残しています。
同じ赤煉瓦群の小樽や横浜のようなお店が沢山あって賑やかな雰囲気とはうって変わって、静かでノスタルジックな雰囲気。
赤煉瓦の建物にはホールやお土産屋さんがあります。
海上保安庁のグッズもずらりと並んでいました。
たくさんの種類の海軍カレー。
品定めしてしっかりゲットして帰りました。
おっと、これは、、、
どこかで見た事あるような、、、
私もTシャツ持ってます。
いいんですかね?
赤れんがパークでは映画のロケも行われていたようです。
この日もジリジリと太陽が痛いぐらいに照りつけ、重厚な赤煉瓦の建物は見てるだけでも暑そう。
当時は今ほど暑くなかったとはいえ、夏に中に入ると尋常ではない暑さだったと思われます。
よーく見ると、所々風化した残像がありました。
赤レンガパークを出た後も舞鶴港沿岸を走ると海上自衛隊があり、緊迫感を感じました。
この街に住んでいらっしゃる方にとっては、これが日常なんですね。
さて、しっかり歩いたのでお腹が空いてきました。
お目当ての美味しい海鮮丼を求めてググッてみると、美味しそうな海鮮丼。
舞鶴赤れんがパークから車で走ること15分。
新鮮処『魚里』
11時前に到着しましたが、少し待って開店。
週末はかなりのお客さんが並ばれるようですが、平日の今日は入店2組目。
店内はモダンな感じ。
メニューには華やかなか海鮮がいっぱい!
穏やかな舞鶴港では岩牡蠣の養殖もされているんですね。
いや〜、どれも美味しそうで目移りしちゃう!
結局、私は「おまかせ漬け丼膳 1680円」
娘は期間限定の「鮭といくら三昧 2000円」にしました。
「お待たせいたしました〜」と運ばれてきたのは、、、
きゃー、もう美しすぎる!
この盛り付け方、芸術品です。
そして、このソース!
ソースでさえ、こんな手の込んだことが。
恐れ入りました、、、
味はもちろん!絶品でございました。
漬け丼の魚が何か聞くのを忘れてしまいました。
お腹も心も大満足で、次の目的地をGoogle mapで検索すると、この近くに西国33所の29番札所『松尾寺』があるようなので、急遽行ってみることにします。
御朱印帳を持ってこなかったのですが、なかなかここまで来る機会もないので、思い立ったが吉日です。
看板が見えてきて、山道を登っていきます。
おっとこれは対向車が来たら終わりっていうぐらいの狭い道路。
何とか駐車場らしき所に到着。
駐車料金を払うところが無いぞ。
とりあえず、境内に向かいます。
階段を登り、ねんきの入った立派な門を通って
本堂に到着。
残念ながら工事中。
せめて、御朱印だけでもと、階段を下りて行くと、「猿がいてる!」
辺りを見回しましたが、猿を見つけることが出来ません。
猫でも見たんじゃないの?と御朱印をもらいに行くと、大きな大木でガサガサ揺れる音が。
うわー、ほんまに猿いたわ!
それもかなり大きい奴!
ゆさゆさ枝を揺らしながら、ヤマモモのような実を1つずつ上手に取って食べています。
猿が「何騒いでんのや?」と言いたげに手を止めて一瞬こちらをチラ見。
その後もお構い無しに豪快にゆっさゆっさ木を揺らして食べています。
御朱印を書いて下さった住職さんによると、よく猿が出没するらしく、小さい猿は追い払うと逃げていくのですが、ボスのような大きい猿は追い払ってもなかなか逃げないそうです。
この根性座ってる大きい猿はボスやな。
襲ってこないでー!
沢山食べてお腹いっぱいになった猿はどこかに行ってしまったかと思いきや、階段の真ん中にでんと腰をおろして、人間観察をしているかのようにこちらを見つめていました。
野生の猿が木に登って餌を食べているのを見るという、なかなか貴重な体験が出来ました。
ちなみに駐車料金500円は御朱印を記帳していただいた所で支払いました。
友人おすすめの『レインボーテラス』に到着。
駐車場に到着すると、目の前にリフトとケーブルカーが見えます。
せっかくなんで、リフトで登ってみます。
若い頃はよくスキーに出かけて、数えきれないぐらいリフトに乗ったもんです。
あの頃と違い身軽な軽装なのに、ビビります。
前方は登るだけなので、景色も何もあったもんじゃなくて余裕です。
対向のリフトで降りてくるおばさまがたは傾斜のきついリフトで絶景を見ながら、怖い、怖いと叫んでいました。
いやはや、私も下り大丈夫かな?
リフトから降り、まず左側へ行くと、美浜テラスがあり、なんと!足湯があります!
こんな山の上で足湯に入りながら三方五湖や日本海の絶景を見るという、斬新な発想!
山頂の中央に丸い大きなリラックスソファがあります。
大人が2人寝っ転がれそうです。
雨の日はこのマットは片付けるのか?と余計なお世話。
その近くにはこの地出身の五木ひろしさんの功績をたたえた石碑があり、触ると名曲「ふるさと」が流れます。
年配のおばさまがたが多かったので、テラスにいてる間ずっと「ふるさと」が流れていました。
こんな若者が好きそうなおしゃれな場所に、往年の歌謡曲が鳴り響いているギャップが微笑ましかったです。
あいにくの曇り空でしたが、晴れた日はさぞ絶景でしょう!
雄大な景色を見ながら「山頂カフェなないろ」でレインボーサンデーを買っていただきます!
甘酸っぱいトロピカルフローズンフルーツがアクセントになっていて美味しかった!
ハンモックがありました。
なんだ、この天狗は?
ここからかわらけ投げが出来るようです。
素焼きのお皿に願い事を書いて投げると願いが叶うと言われています。
雨が降りそうなんで、ロープーウェイで恐怖の下山です。
(そんなに怖いならリフトで降りれば良いのにね。)
思った以上に怖くなく、景色を楽しみながらあっという間に降りてきました。
個人的にこの『レインボーテラス』は絶景を見ながらゆっくりとくつろげるスペースが充実していて、日本最大の湖にある某テラスより、純粋に景色を楽しむには穴場の場所だと思いました。
また、お天気が良い時に来れたら、格段に素晴らしい景色を堪能できる事でしょう!
今回の日帰りドライブは有名どころではありませんが、穴場な場所、貴重な体験が出来て大満足でした。
新鮮処 魚里
- 住所: 舞鶴市福来158−2
- 電話: 0773−76−5745
- 営業時間: 11:00〜14:30 金曜日17:00〜20:30 土・日曜日17:30〜20:30
- 定休日: 水曜日
- 駐車場: 有り
- アクセス: JR西舞鶴駅西口より徒歩22分
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