旅は好きだけど、英語が話せないので海外にはもっぱら行かず、国内の旅がほとんど。
異国の地の人々のパワーにも圧倒されてしまいます。
『世界遺産検定』なるものがあるのは知っていましたが、海外旅行も行かないし、勉強してもなぁ、、、
ある日、海外に興味津々、好奇心旺盛の娘から「お母さん、世界遺産検定一緒に受けてみない?履歴書の取得資格にも書けるみたいよ!」と提案がありました。
年齢の割に好奇心は旺盛な方である私でも、もひとつ食いつきが悪かったのですが、娘の履歴書の資格取得の項目が埋まるのならやってみますか!と受験の準備を決意。
しかし、一緒に世界遺産検定を受けようと言った当の本人は、期末テスト期間と被ってしまったので、今回は断念。
私が単独で受けることとなりました。
世界遺産検定はNPO法人世界遺産アカデミーが主催する民間の検定試験です。
4級、3級、2級、1級、マイスターが最高位です。
4級は簡単そうだったので、まずはなんでも基本の3級の受験を目指しました。
世界遺産検定3級試験は年4回実施されています。
試験の時間は60分で、60問の4択解答、合格点は100点満点中60点以上、合格率は80%前後で比較的高確率で合格できます。
かといって侮ってはいけません。
早速テキストを購入して開けてみると、まず最初に世界遺産の概要が書かれていて、さらっと読んでみましたが知らないことばかりで覚えられるかと自信喪失です。
そんなことは言ってられないと自分を鼓舞し、勉強開始です。
今回の私の世界遺産検定3級受験にあたっての勉強方法は、まず世界遺産検定3級の公式テキストを一通りさらっと読んでみました。
馴染みのある世界遺産もあれば、全く知らない世界遺産も満載です。
日本の世界遺産も知らないことばかりです。
一通り読み終わったところで、次は世界遺産検定公式過去問題集・3,4級を解いてみました。
3級の過去問題はかろうじてテキスト掲載分は全て合格点の60点に達していました。
やまかんの部分が沢山あり怪しい限りなので、まず間違った問題を確認し、テキストのその項目を熟読します。
そして正解だった問題の項目をもう一度熟読します。
これを3回ほど繰り返すと試験問題の傾向が分かってきました。
3回目に試験問題を解くと100点に近い点数を取れるようになりました。
そして最後にテキストの赤文字、黒文字のところをしっかり覚えていきました。
世界遺産検定は2020年12月実施の検定より、好きな時間に全国のテストセンターで試験が受けられる「世界遺産検定CBT」が開催されています。
コロナ禍でわざわざ遠くの受験会場まで公共交通機関を使っての移動は心が引けるものがあるので、この制度はありがたいです。
近くのセンターで自分の都合のいい日程、時間が空いていたのでWEBで申し込みました。
3級のCBT試験の受験料は5900円で公開会場試験の受験料より1000円高いです。
遠くの試験会場へ行くのにかかる交通費を思うと、この差額は安いものです。
私はコンビニで受験料を支払いましたが、クレジットカード払いでも可能です。
過去問で90点以上取れるようになったと言えども、今回の試験ではどんな問題が出るかはわかりません。
不安を残しつつも、世界遺産検定の勉強をゼロからスタートし、うっすらではありますが知識はついたなという自信もつき試験にのぞみました。
試験開始の5分前〜30分前に会場に到着してくださいとの注意書きがあり、30分以上前には到着。
会場は便利な駅前ビルの中にありました。
教室の外で少し待っていましたが、受験する人の気配が全くありません。
試験開始前の30分切ったところで入室。
がらんとした会場に受付があり、パソコンが10台ほど置かれたガラス張りのブースが二つありました。
まず受付で何の試験を受けに来たかと聞かれ、受付の用紙を記入し、ロッカーに手荷物を全て預け、自分が今日使用するパソコンに案内されました。
試験開始の時刻まではまだ時間がありましたが、「もうすぐにでも試験を始められますが、いかがされますか?」とのお話があり、荷物を全部預けてしまって最後の復習でテキストを見ることも出来ないので、すぐに始めさせてもらうことにしました。
パソコン操作の簡単な練習をして始めようかと思ったのですが、クーラーの空調の真下で寒かったので、お願いして場所を変えてもらえるという融通も効きました。
自分の心が決まったら、試験開始のクリックで始めます。
「入れておくので良かったら使ってくださいね」と受け付けでいただいたメモ用紙に、自分の怪しい答えを記入し、後で確認することにしました。
問題を次へと進めていくと、見直したい所の確認が出来ないやん!とパニクリましたが、「後で見る」というクリックボタンがあり、そこをクリックすると、「後で見る」とクリックした問題と自分の解答がまとめて表示されました。
過去問で毎回出てきた世界遺産が今回も出たり、直近で登録された日本の世界遺産が2つとも出ました。
中にはテキストにも載っていなかった詳細なところまで出て、全くわからなかったものもありましたが、最終的には4択の力にお任せです。
試験時間の60分よりだいぶまだ時間は残っていましたが、よしこれでいいや!と切り上げ、いよいよ結果発表です。
CBT試験はすぐに結果が出るのが嬉しいです。
さて、結果は、、、
合格!!
100点中94点の高得点でした!
自分のスコアレポートを印刷して、受け付けですぐにもらえることができました。
基礎知識が満点でした!
過去問を解いて、何回もテキストを読んだ賜物です。
自然遺産も満点!好きな分野かもしれません。
文化遺産は苦手なのでそのまま点数に表れていました。
最後に受け付けでは、後で見直そうと自分の答えを書いていたメモ書きは没収。
せっかく書いたのですが、残念ながらいただくことはできませんでした。
どの問題が間違っていたのかが、すぐに分からないのが残念です。
今回の世界遺産検定3級受験に向けての勉強量が少なく、途中さぼってしまったこともあり合格するか不安もありましたが、なんとか無事に合格することが出来ました。
初めての世界遺産検定。
知識が真っ白なところからのスタートでしたが、顕著な普遍的価値のある『世界遺産』を守っていく礎を知ることができ、この人類の宝物の歴史、背景をもっと深く学びたいと思いました。
そしてコロナが落ち着いたら、海外の世界遺産を実際にこの目で見てみたいという新たな夢も出来ました。
晴々しい気持ちで会場を後にし、即座に本屋へ駆け込み、世界遺産検定2級のテキストを購入!
もちろん!9月の世界遺産検定2級の受験に向けての準備です。
この調子で1級合格狙います!!
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