ブームから遅れること数年、世界的人気のロックバンド「QUEEN」のボーカル「フレディ・マーキュリー」の生涯を描いた映画『ボヘミアン・ラプソティ』を観ました。
全く「QUEEN」に興味がありませんでしたが、かなりの大ブームが巻き起こったので、興味本位での試聴です。
前半は結構えげつないシチュエーションだったので、観るのを止めようかと思いましたが、後半グイグイ引き込まれ、最後の伝説のチャリティーイベント「ライブ・エイド」では、まるで自分もその会場にいてるかのような身震いするほどの興奮を覚えました。
アカデミー賞主演男優賞を受賞したラミ・マレックのお顔は正直私の好みではなかったけど、演技は圧巻!!
後で観た「フレディ・マーキュリー」の「ライブ・エイド」の動きそのまんま。
かなり役作りに没頭され、まるでフレディがそこにいるようでした。
映画の最初に撮影されたシーンがこの「ライブ・エイド」からだとか。
まだまだ気持ちもフレディになりきれていないであろうに、さすが!ハリウッド映画の役者さん。
しょっぱなから物凄く作り込んできて、さすがだなぁと感心しました。
そこから本物フレディを辿ってみると、私好みのイケメン!(人それぞれの好みにもよると思いますが、、、)
ライブエイドでは脚が長いし、上半身筋肉ムキムキで白いタンクトップがよく似合う!
(胸毛が嫌だという人は多いでしょうが、、、)
おまけにピアノは上手いし、声量もすごくて歌も抜群に上手い!!
若いフレディの声はとても色っぽい。
中でも「Somebody To Love」の出だし部分の声はゾクッとします。
そこからすっかり『QUEEN』にハマってしまい、車のBGMは常に映画『ボヘミアン・ラプソティ』のサントラ。
習ったこともないのにピアノで『ボヘミアン・ラプソティ』を弾いてみたいと思い、YouTubeを見ながら、ひたすら練習しました。
弾いたこともない下手くそなピアノを毎日毎日ひたすら聞かされる家族の反応は、「気が狂ったのか?」でしょう。
『ボヘミアン・ラプソティ』は優しいイントロから始まり、オペラへと変わり、激しいロック調へ移り、最後はまた優しいメロディーで終わっていく。
当時はこんな長い曲あり得ないと大不評だったようですが、今ではQUEENの代表作、世界でも名曲の一つとされています。
海外のロックバンドと言えば激しいサウンドというイメージがありましたが、『QUEEN』には覆されました。
もちろん激しいロックもあり、スローバラードあり、カントリーもあり、オペラまであるというバラエティー飛んだサウンド。
映画を観て、ここまで自分達の音楽をファンに飽きさせない、楽しませようとしてくれる努力には感心させられ、凄まじいプロ根性にますます惚れ込んでしまいました。
映画でも描かれていたメンバーとの確執など、紆余曲折を経ての圧巻の『ライブ・エイド』でのパフォーマンス!
フレディ・マーキュリーの大観客を巻き込んでいくパフォーマンス技術。
あー、本当にリアルタイムでこの感動を味わいたかった、、、
当時の私は高校生で今は亡き伝説の若きカリスマロッカーに傾倒していました。
これも青春時代の想い出です。
すっかり前置きが随分長くなってしまいましたが、大阪大丸百貨店で開催されていた
『QUEEN 50周年展 -DON’T STOP ME NOW』に行ってきました。(2022年5月9日終了)
コロナ禍でここ3年ほど全く電車に乗っていなかったのですが、どうしても見たくて恐る恐る久々の電車移動です。
こんなに楽しみにしていたのに、不覚にもカメラを忘れてしまい情けなくなってしまいました、、、
平日の午前中なので空いてるかと思いきや、会場には私以上の年代の方が男女問わず沢山来場されていました。
当時のQUEENファンの方たちでしょう。
リアルタイムで彼らを体感出来て羨ましく思いました。
動画撮影、動画映像の撮影は禁止ですが、それ以外のポスター、衣装などは撮影OKです。
あー、本当にカメラを忘れたことが悔やまれる、、、
しっかり一つも見落とすことなく、この目に焼き付けて帰ろうと時間をかけてかなりじっくり観覧しました。
入場料は大人当日1800円。
映画一本観れる結構いいお値段です。
入り口で「QUEEN TIMES」をゲット!
QUEEN公認の貴重品です。
入ってすぐの所でいきなり人だかり。
皆さん青春の思い出に浸られているように、映像に魅入っています。
メンバーの幼き日のプライベート写真、曲を作るにあたっての直筆のメモも展示されていて、メンバーのイメージそのものの個性ある字体が興味深かったです。
若き日は超イケメン!ファンをかっさらたであろうロジャー・テイラーのドラムセットと共に、バスドラムに描かれた数々のデザインも展示されていました。
フレディの有名な純白の白鷲ルックの衣装、白と黒の全身タイツの衣装(世界初公開!)、スパンコールの衣装、王冠を被った赤を貴重としたこれぞクイーンの豪華な衣装、今回のメイン写カットのライブでも着ているフレディーの代表的な黄色のジャケット。
50年近く経つというのに、保存状態がとても良く、一つ一つ間近に見れて感動です。
クイーンの豪華な衣装はもちろん素晴らしかったですが、中でも全身タイツ衣装が面白かった!
直近で見たらどこにでもある綿の素材の生地で、足元は左右それぞれ黒と白のバレエシューズ。
偉大なクイーンのボーカルの足元はこんなお茶目で可愛かったのです。
初めて見るクイーンゆかりの数々の展示があり嬉しかったですが、一つ残念だったのは展示の仕方が見にくかった。
ストレートに飾ってくれればいいものの、わざと木枠の窓の奥に展示されていたりしました。
これも演出なのか、はたまた簡単に触れられないような防御策なのか。
最後のマルチスクリーンの82年に開催された西武球場ライブ試聴コーナーでは椅子には座っていましたが、大画面で自分がライブ会場にいてるかのような感覚を味わうことが出来ました。
お茶目なフレディは、西武ライオンズのキャップを被っていましたよ!
皆さん大人しく観ていましたが、私は曲に合わせて体を小さく揺すって観ていました。
ふと隣の男性を見ると、映像を観ながら同じく曲に合わせて膝を叩いていらっしゃいまいた。
声を上げて一緒に歌いたかったでしょう!
そうそう!そうせずにはいられないですよね〜
このライブ映像を観に来るだけでも、充分値打ちがありました。
フレディの決めポーズと一緒に写真を撮れるコーナーもありましたよ!
皆さま、くれぐれも私みたいにスマホを忘れないでくださいませ。
最後にQUEENグッズを買えるコーナーがあり、ポストカードとクリアファイルを購入。
今回の展覧会のメインビジュアルのポストカード、このフレディの素晴らしいベストショットは
ロンドンの国立肖像画美術館に永久保存されることが決定されました。
本当に奇跡の一瞬の写真。フレディかっこいい!!
出口にはHIVで亡くなったフレディの死後にメンバーたちが立ち上げた「The Mercury Phoenix Trust」への募金箱が置かれていました。
さすがファンの年代がお金を持っている世代でもあり、1000円札がゴロゴロ入っていました。
私も少額ながら、募金させていただきました。
最後までしっかりと見応えのある『QUEEN 50周年展』でした。
大阪での開催は終わってしまいましたが、秋に名古屋で開催されることが決まりました!
また名古屋にも観に行きたいような、『QUEEN』の余韻にどっぷりと浸ってしまい、
『ボヘミアンラプソティ』をピアノで奏でる日々が始まったのでありました。