何処か出かけない?とのお誘いがあるも、酷暑のこの時期、遠出はちょっと、、、
先日行った『永源寺温泉 八風の湯』と同じアヤハグループがやっている『かつらぎ温泉 八風の湯』の割引券があるし、温泉に入ってのんびりしに行こう!となりました。
永源寺温泉より先にかつらぎ温泉に行き、すごく良かったのでリピートです。
かつらぎ温泉から近くの桃の産地「荒川」に桃を買いに行こうと提案されましたが、ちょっと乗り気ではありません。
実は昨年、意気揚々と美味しい桃を求めて荒川に行ったのですが、桃はハズレでありました、、、
安かったし、やっぱりある程度値が張るものでなければだめなのかなぁと苦い思い。
以前いただいた荒川の桃は、それはそれはもう美味しくて!
岡山の白桃にひけを取らない美味しさ。
期待していた分、ちょっとがっかりしました。
今、思えば良い桃をくださったんだろうな。
今回はちょっと値が張る桃を少しだけ買うことにしよう。
和歌山県紀の川市にある荒川近辺は、この時期、桃、桃の看板が掲げられた直売所があちこちに並んでいます。
今回は、昨年買ったお店は避けて、ふらっと目に付いた『稲垣農園』へ。
着いた時は開店前で駐車場に車は停まっていませんでしたが、開店間際になると続々とお客さんが並び出しました。
明らかにリピーター。
これは良い手応え。
開店して2番目に購入することが出来ました。
3個入り、1500円也。
1個食べてしまいました、、、
一個500円という、普段スーパーで並んでいても、私にはとても手が出ないシロモノ。
ほぼ、完熟なんで、直ぐに食べてくださいとのこと。
まだ食べごろではない感じだったので、もう少し追熟させて食べると、1個500円だけのことがあってさすがに美味しかった!
1人で丸々1個食べたので、お腹いっぱいになりました。
敷地内にあるお店で、自家製桃シャーベットを購入。
お値段は100円という、超お手頃価格!
手作り感満載です。
いただきま〜す!
素朴な味ですが、桃の果肉がごろっと入っていて充分満足。
スーッと涼しくなりました。
「かつらぎ温泉 八風の湯」に向かう途中、気になる看板。
『観音山フルーツガーデン』
せっかくなんで行ってみましょう!
果樹が植っている小高い丘の途中にありました。
細かい霧状のシャワーが散布されていて、ひとときの清涼。
カフェは建物の2階にあります。
テラスからは景色が見渡せます。
こちらでもいただけますが、さすがに今回は遠慮させていただきます。
各テラス席にはミニ扇風機が付いていますが、それぐらいではこの暑さを凌ぐことはとうてい無理。
ログハウス調の店内は、天井が高く広々していて開放感あふれます。
メニューにはフルーツがいっぱいのパフェが勢揃い。
お待たせしました〜とやってきた、きた、フルーツてんこ盛りのパフェ。
私は「和歌山県産旬フルーツの農園パフェ」
友人は「和歌山県豊熟桃のパフェ」を注文。
厳選された旬のフルーツはフレッシュで甘い!
一食分ぐらいのお値段でしたが、価値のある逸品でした。
またまた気になる場所があって、なかなか「かつらぎ温泉 八風の湯」に辿り着けません。
『道の駅 青洲の里』
地元の野菜や果物が販売、レストランがあるのはもちろんのこと、
少し歩くと華岡青洲の住居兼病院、医学塾『春林軒』があります。
むかーし、昔、、、
まだ学生だった頃、友人に勧められた有吉佐和子の「華岡青洲の妻」を読みました。
華岡青洲は苦心の末に全身麻酔薬の開発に成功!
世界で初めて全身麻酔による乳癌手術に成功し、地域貢献も行う素晴らしい人間性にも感動したのを覚えています。
小説では、母、妻がこぞって青洲の作った麻酔薬の治験に自らの体を差し出していたのが印象的でした。
青洲を愛するが故の女の戦いを垣間見て、複雑な気持ちになったのを覚えています。
『春林軒』は全国各地から青洲の医術を学びにのべ2000人近くの門人(医者)が訪れ、江戸時代最大の医塾でした。
所々、リアルな人形があり、急に音声ガイドが鳴り出してびっくりします。
門下生が多くいたので、女中さんもたくさんいたのでしょう。
控室の奥に手術室。
まるで今にも動き出しそうな忠実に再現された人形がいてます。
手術室は板間になっていて、油紙を床に敷いて嘔吐物や流血の処理をしていました。
こちらは薬の調合室。
客間と奥居間。
奥居間では妻と母が被験者として麻酔薬の実験が行われました。
別棟に病室がありました。
狭くて暗い陰鬱になりそうな部屋です。
若かりし頃に感動した「華岡青洲」の邸宅、診療所、医学塾跡を実際に見ることができ、医学の発展に貢献された真摯な姿に改めて感動しました。
やっとこさ目的地『かつらぎ温泉 八風の湯』
竹が生えていて、涼しく和を感じる夜の雰囲気。
10時から19時までは足湯に浸かれます。
シューズロッカーのキーを受付に預けると、温泉の更衣室のロッカーキーと館内着、タオル、バスタオルが借りれます。
館内図。
こちらは地元ならではの特産品がたくさん揃っている土産処。
昼食と言うにはもう時間が随分と経ってしまいましたが、温泉入浴に備えてお食事処でエネルギーチャージします。
海に近い紀州ならではの海鮮を使ったメニューや郷土料理が並びます。
奈良南部の名物、柿の葉寿司が好きなのでこちらをチョイス。
揚げたての天ぷらやお蕎麦も美味しかったです。
エネルギーチャージも済んでやっと温泉へ。
畳の廊下の奥に温泉大浴場があります。
浴室の中はかなり広く、露天風呂も広々しています。
もちろん、源泉かけ流し温泉です。
ここの目玉は『太古の化石海水』が天然温泉となった第五源泉。
古代(数万年前)の海水が天然温泉となった貴重な温泉で、濃度は日本でもトップクラス!
塩分濃度が高いので、保温と保湿に優れていて、湯冷めしにくいです。
舐めてみたらしょっぱい!
この温泉に入るとポカポカと身体の芯から温まり、帰ってからいつもぐっすり眠れます。
もちろん、今流行りのサウナ、水風呂で整えます。
ここの施設の良いところは、岩盤入浴が温泉入浴料に含まれていること!
入浴料とは別料金のところが多いので、躊躇しそうな岩盤浴が初めてでも敷居が低いです。
館内着に着替えて利用します。
岩盤浴は広々としていて、温度も一般のサウナより低めなので、長い時間寝っ転がってゆっくりしている方が多数。
岩盤浴は今まで抵抗がありましたが、暗くて静かな中で横になると、心地よくて寝てしまいそうになりました。
お風呂上がりは、いっぷくの間で休憩です。
1階にはテレビが付いたリラックスチェアーが並び、2階は畳の間に漫画が置かれて読み放題!
温泉上がりになかなかここまでゆっくりと出来る休憩室がある所は珍しく、すっかりどハマりしてしまいました。
たくさんの方がリラックスして休憩。
中には快適すぎて、大音量のイビキをかいている方も、、、
私もテレビを見たり、本を読んだり、まどろんだりしながら、長い時間ゆっくりし過ぎて、
気づくと誰もいなくなっていました。
以前来た時にもらった割引券で安くてなり、約半日ゆっくりでき、快適すぎてリフレッシュできました。
何回、温泉に入っても大丈夫なので、今度は朝から1日のんびりデトックスしに来ようかと!
おこもりに良い場所を発見しました!
各部屋に露天風呂が付いた宿泊施設が併設されていて、こちらも大人気の御宿です。
ふらっとお出かけのつもりが、行き当たりばったり、中身の濃い充実した夏の日帰り旅となりました。
かつらぎ温泉 八風の湯
- 住所 :和歌山県伊都郡かつらぎ町佐野702
- TEL :0736-23-1126
- 営業時間:10:00 〜 22:00 (最終受付 21:00)
- 定休日 :年中無休(メンテナンス休業あり)
- 入館料 :平日 大人(中学生以上)1300円・小人(4歳〜小学生)600円
- 20時以降 大人700円 ・小人300円
- :土・日・祝 大人 1700円 ・小人800円
- 20時以降 大人900円 ・小人400円
- アクセス:JR和歌山線 笠田駅から徒歩5分
- :京奈和自動車道 紀北かつらぎICより3分
- 駐車場 :120台
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