待ちに待った『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ三部作の二作目、『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』のIMAX鑑賞してきました。
今回は、サービスDAYに合わせてられず、正規値段での鑑賞です。
観れる時に観ておかないと!
入場する時に今回もビジュアルポスターがいただけました。
遠く燃え盛る滅びの山の手前にゴラムがポツンと写っています。
『旅の仲間』のポスターと共に並べて貼っています。
前回完売していて購入出来なかった『旅の仲間』のパンフレットも無事購入することが出来ました。
20年前の復刻版。いい感じです。
しかし!字が小さくて読みにくい、、、
老眼のオバサンには悲しい現実。
IMAXの映像の美しいさ、地面からつん裂くような重低音に興奮し、改めて20年前の上映とは感じられない素晴らしい映画でした。
20年前に初めて観たシリーズ二作目の『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』は一作目、三作目に比べて、ありがちな中だるみ感があり、当時はインパクトにかけるといった感想でした。
しかし、今回改めてIMAXシアターで観ると感動の連続!
戦闘シーンの迫力とリアル感。
悪に立ち向かう仲間の結束力、勇気、思いやり、優しさ。
今回はほぼ戦闘シーンでしたが、もう本当に飽きさせない。
その中で愛しのアラゴルン様が仲間を鼓舞し、リーダーとして的確な指示を出して引っ張っていき、決して諦めない姿。
もう本当にカッコ良すぎるではありませんか!
今回はアラルゴン様が主人公と言っても過言ではありません。
皆がかすんで見えました。
エオウィンがアラゴルンに恋する気持ちもわかります。
そりゃー、あんだけ勇敢で物静かでカッコ良かったら誰だって惚れるでしょう!
アラゴルン様がエオウィンにあなたの気持ちを受け入れることが出来ないと言いつつ、チラッと思わせぶりな態度を取ったりするのがいやらしいわ〜と感じつつ、まぁ優しさからなんでしょうね。
ただアラゴルン様のひとつ気になったところ。
この二作目ではオークに囚われたメリー・ピピンの旅の仲間を助けるべく、とにかく荒野を駆け回っています。
この当時はおそらくドローン撮影なんて無く、ヘリで撮影されていたと思われますが、ロケ地のニュージーランドの大自然の中をアラゴルン様、レゴラス、ギムリが走っている姿が幾度となく映し出されています。
レゴラス役のオーランド・ブルームは、当時20代半ばの若さで、体幹が素晴らしく、体がぶれることなく姿勢良くスッと走っていて、長い距離を走っていてもしんどそうには感じられません。
さすがエルフです。
かたや、人間のアラゴルン様役のヴィゴ・モーテンセンは当時40代。
体幹がブレまくりで、走っていてすごくしんどそうに感じられます。
いかにも人間の40代です。
もちろん、ドワーフのギムリは言うまでもなく、自らの体重と、着ている鎧のおかげで、2人からかなり遅れを取り見るからにしんどそうに走っています。
この三人は本当にそれぞれ適役です。
かたやガンダルフおじいちゃん、どんだけタフで強いんですか!
見た目人間でいうところの80代。
しかし、さすがの魔法使い!強い強い!
きっと『ロード・オブ・ザ・リング』の中で、最強のサウロンより強い!
ガンダルフおじいちゃんは前回の『旅の仲間』で悪鬼バグログに引きずられて崖下に落ちて皆んなが死んでしまったと悲しんでいましたが、今回の『二つの塔』の冒頭、共に崖から落ちつつ、剣を振り翳して戦い、勝利しているんですよ!
なんともパワー溢れる最強のお年寄りです。
そのガンダルフとアラゴルン様とのやりとり。
一行がセオデン王に会いたいと宮殿に向かいますが、入り口でに武器を全て出せと言われます。
アラゴルン、レゴラス、ギムリは持ってる武器を全て差し出します。
ガンダルフが持っている杖も差し出せと言われ、「老人から杖を取り上げるのか」と言うと、家臣がしょうがないなと諦めます。
その時のガンダルフがしてやったりとアラゴルンに軽くウィンクし、それを受けたアラゴルンの表情もやったねと。
なんてチャーミングなおじさま達。
何回もこの映画を観てきましたが、こんな細やかな表情まで気がつきませんでした。
ガンダルフ役のイアン・マッケランはこの映画でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされています。
さすがの演技ですね。
アラゴルンを演じたヴィゴ・モーテンセンも、その後3度アカデミー賞にノミネートされている名優。
どの作品を観てもヴィゴ・モーテンセンの静かな人柄と重なる人間味溢れる演技です。
今回のやまば、ヘルム渓谷での戦闘シーンは本当に見応えありました。
長時間描かれていましたが、レゴラスとギムリの掛け合い、エルフの援護、スケートボードレゴラス、もちろんアラゴルン様の勇ましいお姿。
飽きることはありません。
フロドが哀れだとゴラムに情けを懸けて、ゴラムことスメアゴルもご主人様に忠実に従おうとする場面が可愛かった。
旅の仲間のピピン、メリーとエント(木の姿をした種族。樹々を守る牧人)とのやりとりが戦々恐々のシーンが多い中で唯一ほっこりし、エント達がサルマンが荒らした森を見て激昂し、アイゼンガルドを破壊するシーンも見所です。
今回の『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』での私の心に刺さった名言。
サムの言葉。
「物語の主人公は決して道を引き返さなかった。
何かを信じて歩み続けたのです。
この世には命を懸けて戦うに足る尊いものがあるんです。」
考えてみると私には命を懸けて戦うに足る尊いものはないです。
でも、それぐらいの気合いで情熱を持って打ち込める何かがあるのは素晴らしいこと。
自分にとって何が大事なことかをじっくり考えてみようと思います。
この章での特に良かったのは、アラルゴン様のどんな不利な状況においても、決して諦めない意志の強さ。
セオデン王がもう敗北だと匙を投げかけた時も、アラゴルンが王に鼓舞する言葉をかけ、また新たに奮い立たせます。
たくましく、カッコ良く、そんなアラルゴン様の強靭な意志の片鱗でも心の片隅に刻んで、くじけそうな時も立ち向かっていきたいと勇気をもらいました。
改めてアラルゴン様好きが増し増しになったIMAX鑑賞でした。
次はとうとう最終章、『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』
観たいような、観たくないような、これで終わってしまいます。
絶対、リピート鑑賞でしょう!
IMAXクライマックスアラゴルン様、しっかりと眼に焼き付けようと思います。
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